書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

一文字も書けない日って、あるんだなぁ

今日の日記を書こうと画面に向き合って早数時間。一文字も書けませんでした。その書けないことをネタにようやく筆が進み出したところです。

なかなか書けない日というのは珍しくはないのですが、それでも、こんなにいつまでも書けないでいた事は記憶にありません。4時間近くですよ。ずっと画面に向かっていたわけではないですけれど、頭の中は何を書こうかとずっと考えていました。

ソーラーチャージャーが届いたのですが、PowerHouseとの接続に必要なDC延長コードの到着が夕方だったため、実験できず。これもネタになりませんでした。(延長コードがないとPowerHouseを直射日光下に置くことになるので、あまりよろしくないと思われる。)

先日動画でお見せした謎の生物はどうやらカモシカだということで結論が出たのですが、それでも自信を持ってカモシカとも言えず、これもネタにはなりませんでした。正太寺の山に来るには国道や県道を渡らずには来れないはずで、かといってここで育っているとも考えられず(目撃情報が無さすぎる)、そうした面からはカモシカがいるという事実に素直に同意できないのです。

でもカモシカっぽい。ただ、体毛に関してはドーベルマン的なぬっとり感があったんですよね。ツノは見えなかったですし、ビデオに撮る直前には、竹藪に向かって飛び込んでいました。何かを狙っているかのような動きで。草食ですよね?

カモシカを調べていて知ったのですか、名前に反してウシ科なんだそうです。ウシなんですよ。鹿じゃなくて。なんでだよ。

そんなわけで、何もない一日でした。車検に出した車も戻ってこないし。

台風に備えて買い出し

台風19号が迫っています。現在「猛烈な台風」ですが、11日は「非常に強い台風」になる見込みで、上陸が予想される12日は11日よりも中心気圧が上がるものの、「非常に強い台風」のカテゴリーからは外れない勢力を保っているようです。

正太寺でも昨年は停電で随分不自由をしましたし、千葉県が先日の台風からまだ復興の最中ということで、どうしたって危機感が高まります。予報円の真ん中を通ると湖西市のあたりは中心よりは西側になるようですが、あくまで「予報」円ですし、風の強さは油断ならないとなれば、停電の心配は取り除けません。

屋根が飛ぶとかはもうどうにもなりませんから、対策するとすれば、停電対策。

プロパンガスを使っているので、基本的には火が使える予定です。Anker社のPowerHouseをこの夏1台買い足して2台体制になっているので、3、4日の停電であればスマホなんかの電池には困らない予定です。お風呂の湯沸かし器も、PowerHouseに電源をつなぎ変えれば動くんじゃないかなぁ。試してみないといけません。そしたら入浴も可能ということに。

それでも心配なので、ソーラーチャージャーを注文しました。金額面からなかなか手が出なかったのですが、この際です。100Wの出力を誇ります。天気が良ければPowerHouseにだいぶ充電ができる予定。これで少し安心。

電源周りはこれ以上の対策は金銭的に無理なので、食料面の対策のために買い出しに出ました。冷たいままで美味しいレトルトカレーを少し買って。たくさん買いたかったけど高い…

水を2リットルを6本。7人家族なので飲料としても2日分ぐらいしかないわけですが、麦茶のペットボテルが一箱あるのでなんとかなるかなぁ。水道は止まらない予定でいます。地震対策となると全然足りないわけですけどね。

想定では水と火には困らないつもりなので、インスタントラーメンを買い込んできました。20食分。7人家族にとっては少ないですが…

ここでふと思い立って、飯ごうと焚き火台、そして着火剤を買い足しました。もしも長期戦になった時、火が起こせれば助かります。幸い焚き木は山に行けばいくらでも拾えそうですから。焚き火の着火はしたことないですけれど、花殻を子どもの頃から日常的に燃やしていたので、火の扱いは苦手ではありません。ま、でも、ジェル着火剤最強ですけどね。

そんなわけで、これで少しだけ安心できるでしょうか。地震に備えて7日分の備蓄をしようと思うとかなり大変なんだなというのが、今までは想像していただけですが、今日の買い出しツアーで実感も伴いました。お金も大変だし。最初に一度揃えてしまえば、あとは期限を見ながら使いつつ補充していけばいいので、さほどの負担にならないかもしれませんけれど。今の状況だと支出しきれないなぁ。困った。

そんな家庭が多いと思います。今回これだけ揃えられた我が家はまだ恵まれている方のはず。それでも、一緒に悩んで行きましょう。

謎の生物が目撃される

お経に出かけるために外に出たところ、謎の生物を目撃しました。

私のツイートなんですけれど、犬だったら大型犬ぐらいの大きさです。毛はかなり短く、筋肉隆々。ツノは視認できず。多分なさそう。

一体何者なのでしょうか。

私の姿を見つけると奥へ去って行きましたので、人間と関わり合いになろうという気はないようです。その点は安心ですが、子どもたちが遭遇したら、また違う態度を見せるかもしれないと思うと、心配になってきます。

お寺のまわりはほぼ山ですからね…油断できません。

喉の痛みから始まる日曜日

正直言うと、昨夜から不調の兆しはあったんです。今にして思えば、数日前から肌感覚がおかしかった。予兆はあった。

そして昨日の朝に床屋へ行って髪の毛が短くなって、条件が整ったのです。

喉痛ーい

びねーつ

大したことないと思っていたのに、朝食のパンを飲み込むときに痛みを感じるほどでした。ここまで痛むのは久しぶりです。そもそも風邪自体、前回がいつだったか思い出せないぐらい。だいたい寝れば治ったし。

仕方ないので日中仮眠を多くとりましたがねそれでもなかなか改善しません。夕方に栄養ドリンクを飲んだ直後にまた眠れてしまうほどには調子が悪いです。

外に出る仕事としては、火曜日に法事がありますから、それまでには他はともかく喉だけは回復させておかないと。無理をするとすぐに咳につながるので、とにかく今は休養第一。回復力の低下を実感している44歳ですが、風邪をこじらして大病につなげるようなスーパープレーはごめんこうむります。

熊本城!

2016年の段階では、市長さんが天守閣は3年後までには復旧、20年後には全体を復旧したいとお話しされてました。天守閣の現在は、大天守は外観はほぼ元どおりのようです。5月の梅花流詠讃歌全国大会の際に立ち寄ったときには全体が覆われていました。その覆いも取られたようです。

熊本地震の前に、割と短いスパンで熊本へ訪問する機会が続いたものですから、やけに身近なことに感じています。檀信徒研修会で訪問してわずか数年後というタイミングだったので、ご縁を感じて一口城主になっている和尚さんもおいでです。ですので、私が、というよりも、第四宗務所管内のお寺さんには身近に感じている和尚さんが多い、というわけです。

熊本が話題に上ることも多いです。熊本市内に大慈寺さんという、永平寺の直末寺院(直接の末寺)がありますが、その末寺が浜松の普済寺さん。普済寺さんから優秀なお坊さんが多数輩出されて、十三門首と呼ばれる末寺がその名の通り13ヶ寺近隣に創建されました。その末寺まで合わせるとかなりの数のお寺さんが大慈寺さんに連なるお寺になるということもあり、その方面からも気にかけている方は多いです。正太寺も大慈寺の末寺の末寺の末寺にあたります。

全体の復旧にはまだまだ長い年月がかかるようですが、ともかく、こうして全国的に大きく取り上げられ、大勢の観光客が訪問するというのは、とても嬉しく思います。

福島も放射線の件でかなり風評被害を被っているようですが、最近ではそれを是正する報道も見られるようになってきました。計測する機械が改造されてるとか、データがごまかさているとか、陰謀論を唱える方もいるようですが、実際問題、偽のデータをでっち上げるなんてバレずにやるのは今の時代大変難しいわけです。

震災後は宮城県内(仙台と気仙沼)に訪問したぐらいしかないのですが、福島も行ってみたいです。子どもたちを連れて行きたいんですよね。桃が美味しいと評判なので、現地で食べてみたいし。

熊本もご飯美味しいし、大変いいところです。梅花流の全国大会は、最近は被災地を会場に設定して開催することが続いています。来年は北海道です。そういう感じで、被災して大変なところへ、みんなで旅行をしてお金を落としてくるのは大変いいことだと思います。現地の人に直接お金が流れることになりますから、経済が回るんですよね。

募金というとなかなか大変ですが、現地で何かお金を使うということなら無理がありません。旅先を選ぶときに、そんなことも考慮に入れるのもいいですね。でも日本はどこに行っても良いところばかりですから、他にもいっぱい行きたいところがあるでしょうから、行き先を被災地に限定するのは難しいでしょうけれど。

静岡県民って、近い将来、全国の皆さんに助けを求めることが確実視されているところに住んでますので、無事なうちにいろんなところでお役に立ちたいと思ってる人が多いと思います。特に遠州の人は、おみやげ屋さんでの買い方が半端ないと評判です。旅行社が遠州の団体をおみやげ屋さんに連れて行くと、お店にたいそう喜ばれると聞いています。そういう感じでお金を落としてくるのは、最高だと思いますよ。おみやげ屋さんはきっと、その土地にお金を落としますからね。お金がぐるぐる回ります。良いことです。

熊本、また行きたいなぁ。わざわざ遠方に出かけて、親戚一同で旅行しながら法事をするスタイルとか、提唱しようかなぁ。無理だよなぁ

法要の打ち合わせが昨今稀に見る和気藹々

浜松のお師匠さんの退董式(引退式)と、新住職の晋山式(就任式)の打ち合わせのために、午後からちょいっと出かけてきました。よくあるパターンでは新住職の結制上堂(新住職が問答をする)と法戦式を同日で行うのですが、今回は晋山式のみ。晋山式の中身は、新住職がよそからお寺に到着して、御本尊様や御開山様に就任のご挨拶をするというものです。

私も実は同じ内容で以前にやってます。その時は入寺式と名前を変えました。将来晋山結制を行う際に、晋山式→結制上堂→法戦式という流れの方が儀式を進行していく上で分かりやすいので、あえて、晋山式はやってないよと言えるようにしておいたんです。中身は全く同じですけど。

ですので、こちらのお寺さんで将来結制上堂を行う際には、晋山式はないんだろうなぁ。現代ではそれがもっとも現実に即しているので、これからはこれがこの近辺では主流になるかも。

書院で打ち合わせをした後、配役ごとに詳細を打ち合わせ、最後に再び今度は本堂で全員集まってサイドの打ち合わせ。この間、非常に和気藹々としていまして、それでいてやることはちゃんと進んでいくし、なんだか良い雰囲気でした。

今までは上長の配役を受けたものがビシッと指図をして、それをサポートする人がいて、若手はそこに従っていくという感じだったのですが、そこに変に高圧的な部分が混ざらず、良い感じだったんです。まあ、私はいつも通り受付なので、受付の配役車の中ではそういう感じはとうの昔にないんですけれど。私が数年にわた理、いろんなお寺さんで機会をもらうたびに好き放題やったのが遠因かもしれません。

原因ではない。遠因です。

私がやる時にもこんな雰囲気だったら良いなぁ。教区が違うのでメンバーは全く変わってしまうんですけれど、どうなるかなぁ。そろそろ、晋山結制を修行する時期を決めて、逆算して取り掛かることを考えるタイミングになってきています。

PayPayも寄付行為は規約違反かぁ

先人たちの5週遅れぐらいで、

「PayPayのQRコードを賽銭箱に貼っておけばそれ使ってお賽銭にする人いるかも〜」

なんて考えたわけですが、昨年話題になったお寺さんはPayPayから寄付になるので規約違反ですよ〜、と連絡があったそうで、あら残念。

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お布施はどうなんでしょうね。お寺からすると寄付に等しい事なのですが、檀家さん側からしたら、お経料という認識が強いかもしれません。PayPayがどう判断するかとなるのでしょうけれど。

正太寺ですでに導入しているSquareは、JCBの取り扱いを始めた時の確認書をネットで見ると、寄付は原則OKになってます。意思確認書とかなんとか買いてありますけど、電子的なものでいいのかな。それならSquareのレジアプリの商品名に分かりやすく買いて、普通にサインをもらう事で良くなります。文面からは「そういうことだぞ」という匂いがします。

ちなみにJCBの取り扱いを申請したら、審査落ちしました。なんでだろ。

妻の実家の菩提寺にお参りに行くときに、小銭が足りなくて困る時があるんですよね。5人家族で行くと、本堂に入るときに5枚、位牌堂でお参りするときに5枚という具合に、事前に用意しておかねば不可能な枚数が必要になります。これがPayPayでもなんでも他の手段でお賽銭できれば、何にも考えずにふらっと立ち寄れるんですけれど。

お寺からすればお賽銭という行為は必須ではないですけれど、参拝する立場になると、お賽銭無しでは気が引けます。そんな事ないですか?

現状ではPayPayは、加盟店も手数料無料ですし、銀行へ送金してもらうのも無料です。クレジットカード与信枠の現金化にはもってこいの状態ですから、物品の移動やサービスの発生しない寄付行為は、悪用しやすいのでNGなのかもしれませんね。

もちろん、物を買ったということにしても、実際に物が買い手に渡ったかなんて、PayPayがその都度確認できるわけでもないんですけれど、規約上はそうせざるを得ないのでしょう。推測ですけど。

QRコード決済は、決済金額を支払う側が入力するという使い方が、お賽銭やお布施に向いてるんですよ。こうした使い方がダメとなると、もったいないなぁ。