書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

練習あるのみか、実戦あるのみか

久しぶりに筆を持つ時間の長い日でした。いつまでたっても上達しません。これでも中学時代には毛筆の名人検定も受けに行ったんですよ。本当に上手じゃないと受からないという訳じゃないとはいえ、受験資格をもらえるぐらいには練習していたんです。

 

ただし、細筆というのは練習の機会がありませんでした。そして今使っているのは99%細筆なのです。

 

本山でも練習する機会があったのですが、その時も太筆でした。あのときなんで細筆の練習をさせてくれなかったんだろうか。

 

時は流れて現在。筆を持つ機会は増えたものの相変わらず練習はしないままでいます。練習しなくても十分に実戦の機会があるからと思っていたのですが、上達しませんから、やはり練習が必要なんだろうなと感じているところです。

 

そして、筆選びも重要だな、と。下手くそであっても人前にさらされてしまいますから、自分にとって書きやすい筆を選ぶというのは大変重要になってきます。常に本番なので四の五の言ってられません。

 

ただ、筆も価格がピンキリです。今使っているのが、一本2000円前後。子供のお習字用に買っているのが700円ぐらいですから、比べればかなり高価です。でも書きやすさが全然違います。

 

本当は子どもたちにも使わせてみたいのですが、これじゃなきゃ書けないとかなってしまうと困るので、内緒にしています。でもどこかの段階で筆によって字が全く違うものになるという事実は伝えておかなくてはなりませんね。将来に影響を及ぼしますから。私ももっと早く知りたかった。

 

練習の時間がなかなか絞り出せません。今、とにかく時間の使い方がうまくいってません。何とかしたいです。