書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お見舞いって難しい

普段と違う環境だからなのか、お見舞いに行ってもなかなかいつもどおり話せません。そもそも今まではお見舞いに行くとなるとよほどの事態のことだったので、ねぇ。

師匠の見舞いを除けば、その前に行ったのは脳死状態となった友人の元でしたから。

これも一種の訓練が必要でしょうか。誰かが入院したと聞けばとりあえずお見舞いに行くようにすれば経験が積めるでしょう。が、ありがたくない存在になりそうです。

ふーむ。昔から引きずる人付き合いへの苦手意識が出てしまう。私を知る人は決して認めないでしょうが、私は人見知りで引っ込み思案でネガティブ思考で負のスパイラルをいとも簡単に発生させる能力者なのですよ。向かうところ敵なし。

いろいろ思うところはありますが、喉がカンカンでしんどいので、あまり悩まないことにします。悩まずに済ませられるようになったのは私の人生で一番大きな転換期と言えるでしょう。いろいろ考えて寝付けなくて朝、ということも昔はありました。それを変えてくれたのは本山での修行の最初のひと月ぐらいの間の出来事。

悩む暇もないほど1日に追われ、くたくたになり、ぐっすり眠る。それら全てを謎の肯定感で押し込められる。修行ですから、疑いなく全てを正しいこととして受け入れるわけです。事実正しいことなので、精神的な悪影響はないわけです。体にはあったけど。ブラック企業で同じような状況になると、諸々悪影響だらけのはずなのでさっさと逃げ出さないといけないのですが、当の本人は気づいてなかったり気づいていても逃げられなかったりしているので強引に引っ張ってあげる人が必要ですので、見かけた人は引っ張ってあげてください。もしくは助けを呼びましょう。

なんの話でしたっけ?

こんなだから毎日が新鮮で楽しいのです。1日1日、大切に暮らしましょう。