書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

集中しすぎると記憶に残らないことが分かってきた

本日葬儀。帰宅してから本当に全て勤め終えてきたか心配になる。

すぐに思い出して、ホッとする。

実は最近こんなことが時々あります。どうやら、集中しすぎると直近の記憶エリアから押し出されるようなことが、私の頭の中では起こっているようです。

普通は集中が欠けた状態でやったことが記憶に残りづらいものだと思うのですが、私の場合は逆のようです。勉強とかは集中してやったことがちゃんと頭に残っていると思うのですが、そういえば昔から暗記ものは苦手だったなと思い出しました。脈絡もなく暗記というのができなくて、文章にしてしまえば覚えられたり。

それと今の状況とはちょっと違うと思いますが、根っこは同じかもしれませんね。覚えることに集中できないから、文章を思い出しながら覚えるという形にすることで、それを補っていたのかも。

でも、法要に関してはすごい不安になります。すごく集中できていたはずなのに、それが直後に自信を持って思い出せないんですから、もしかしたらどこかで手順を飛ばしていたんじゃないかとか、細かなところが心配になってきます。時間が経つと断片的に思い出せるようになるので、ちょっとずつ安心できるんですけど、非常に心臓に悪いですね。

集中しすぎないようにして臨むというのも何か違う気がします。やはり全身全霊をかけて取り組まなければ。思い出せない時は、集中できていた証拠と言い聞かせて、心臓をタフに仕上げていこうと思います。