書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

熊本城!

2016年の段階では、市長さんが天守閣は3年後までには復旧、20年後には全体を復旧したいとお話しされてました。天守閣の現在は、大天守は外観はほぼ元どおりのようです。5月の梅花流詠讃歌全国大会の際に立ち寄ったときには全体が覆われていました。その覆いも取られたようです。

熊本地震の前に、割と短いスパンで熊本へ訪問する機会が続いたものですから、やけに身近なことに感じています。檀信徒研修会で訪問してわずか数年後というタイミングだったので、ご縁を感じて一口城主になっている和尚さんもおいでです。ですので、私が、というよりも、第四宗務所管内のお寺さんには身近に感じている和尚さんが多い、というわけです。

熊本が話題に上ることも多いです。熊本市内に大慈寺さんという、永平寺の直末寺院(直接の末寺)がありますが、その末寺が浜松の普済寺さん。普済寺さんから優秀なお坊さんが多数輩出されて、十三門首と呼ばれる末寺がその名の通り13ヶ寺近隣に創建されました。その末寺まで合わせるとかなりの数のお寺さんが大慈寺さんに連なるお寺になるということもあり、その方面からも気にかけている方は多いです。正太寺も大慈寺の末寺の末寺の末寺にあたります。

全体の復旧にはまだまだ長い年月がかかるようですが、ともかく、こうして全国的に大きく取り上げられ、大勢の観光客が訪問するというのは、とても嬉しく思います。

福島も放射線の件でかなり風評被害を被っているようですが、最近ではそれを是正する報道も見られるようになってきました。計測する機械が改造されてるとか、データがごまかさているとか、陰謀論を唱える方もいるようですが、実際問題、偽のデータをでっち上げるなんてバレずにやるのは今の時代大変難しいわけです。

震災後は宮城県内(仙台と気仙沼)に訪問したぐらいしかないのですが、福島も行ってみたいです。子どもたちを連れて行きたいんですよね。桃が美味しいと評判なので、現地で食べてみたいし。

熊本もご飯美味しいし、大変いいところです。梅花流の全国大会は、最近は被災地を会場に設定して開催することが続いています。来年は北海道です。そういう感じで、被災して大変なところへ、みんなで旅行をしてお金を落としてくるのは大変いいことだと思います。現地の人に直接お金が流れることになりますから、経済が回るんですよね。

募金というとなかなか大変ですが、現地で何かお金を使うということなら無理がありません。旅先を選ぶときに、そんなことも考慮に入れるのもいいですね。でも日本はどこに行っても良いところばかりですから、他にもいっぱい行きたいところがあるでしょうから、行き先を被災地に限定するのは難しいでしょうけれど。

静岡県民って、近い将来、全国の皆さんに助けを求めることが確実視されているところに住んでますので、無事なうちにいろんなところでお役に立ちたいと思ってる人が多いと思います。特に遠州の人は、おみやげ屋さんでの買い方が半端ないと評判です。旅行社が遠州の団体をおみやげ屋さんに連れて行くと、お店にたいそう喜ばれると聞いています。そういう感じでお金を落としてくるのは、最高だと思いますよ。おみやげ屋さんはきっと、その土地にお金を落としますからね。お金がぐるぐる回ります。良いことです。

熊本、また行きたいなぁ。わざわざ遠方に出かけて、親戚一同で旅行しながら法事をするスタイルとか、提唱しようかなぁ。無理だよなぁ