書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

刺激が足りないことに気がついた

宗務所を退所してもうすぐ丸9ヶ月。宗務所にいた12年間は、この9ヶ月の間には各種研修やら何やらで他の宗務所の職員と接触する機会が何度かありました。それが今年は、当然ながら、ゼロ。今までを思えば平穏ではありますが、それなりに忙しく過ごしてきたこの9ヶ月。でも入ってくる情報量はかなり減ったように思います。

インプットがなければアウトプットも出来ません。インプットを増やす行動を取らなければ。

そういえば、講習会の案内なんかも来ないな…宗務所からは特定の役職者にしか連絡してなかったので、当然といえば当然。全寺院に通知を出すには経費がかかり過ぎます。そんな時のために教区長さん経由でお知らせをしてもらうという方法もあるにはあるのですが、教区長さんの負担を考えると尻込みしてしまいます。他にもたくさんあるものですから。

私の立場的には、概ね開催時期に見当がついてるんだから直接問い合わせれば済む話、となります。が、五千円か七千円ぐらいで一泊二日の講習が受けられる機会を一部の人しか知らされないというのは、モヤモヤしますね。せめて全寺院にメールでお知らせが出来るようになれば、何でもかんでも送りつけ…もとい、送付をするというのは当たり前に選択できた手段だと思います。今はまだ、ようやくFAXでのお知らせが出来つつある段階。世間一般ではFAXがそろそろ時代遅れになりつつあるため、かえってお寺さんからFAXが消えていっているので、なかなか全寺院にFAXで一斉送付というのも出来ません。結局重要な書類は返信ハガキ付きで郵送、となってしまいます。なんたる無駄。

また愚痴になってしまった。

ちなみに、宗務所報はメールで欲しい方はアドレス教えて、という施策も実施していました。でも、反応があったのは数ヶ寺。兼務でないお寺が110ヶ寺もあるのに、数ヶ寺ですよ。そこまでして宗務所報を求めてないということかもしれませんが。

でも、メールもなかなか敷居は高いです。スマホを使うのもある世代以上の僧侶にとってはかなり難しい。パソコンを導入してもらうにも、インターネットプロバイダーの契約も必要になるし、そもそもただでさえ運営が厳しい台所事情のところに、新たな経費が発生することを喜んでもらえるはずがありません。使いこなせば新たな収入にもつながるかもしれませんが、お寺の収入はそう簡単には増えない…

そんなわけで、宗務所からバンバンお知らせが届くという状況は数十年は来そうもないので、自分から取りに行くのがベストな判断となります。動かなきゃ、何も起こりません。やっぱりアクションが大事です。そろそろ宗務所へ陣中見舞いに行って、色々話し込んでこようかな。