書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

研修旅行で三井寺へ

園城寺という立派な名前があるのに、三人の天皇が産湯に使った井戸があるために三井寺という通称が有名になってしまった滋賀県のお寺。今の時代にもこれほどの伽藍を維持しているというのはすごいことだと思います。

曹洞宗の本山は割とちょくちょく建物がリフレッシュされたりするものですから。現実的というか。三井寺天台寺門宗総本山。最澄さんの伝えた天台宗は割と早い時期に二派に分派していて、比叡山延暦寺に残った方は天台山門宗、比叡山を降りて三井寺へ入った方を天台寺門宗と名乗ったんだそうです。

現在の勢力がどちらが強いのか分かりませんが、延暦寺とタメ張らなきゃならないんですから、三井寺も相当気合を入れて規模を維持してきたのでしょう。すごいですね。

西国の巡礼で訪れて以来となりますが、一年半ぶりになるのかな。あの時には行けなかったながら茶房へ行くことができました。お茶屋さんというか、カフェというか、分かれ目が難しいですが、エアコンの効いた室内でゆっくりとすることができました。

そう。エアコン目当てで入ったんです。暑くて暑くて。集団からは途中から脱落し、一人ながら茶房へ向かい、休憩していました。AppleWatchで心拍を計ると、90を超えたまま下がってきません。坂ダッシュ後の心拍の落ち着きは、だいぶ早くなったのなぁ。

三井寺ではお経を読んだりは特段していませんが、広い境内、大きな伽藍(建物)を眺めながら、みんなして「掃除が大変そう」「修繕とかどうしてるんだろう」という、如何にもな感想ばかりを呟いていました。ここで取材でもする元気があればいいのですが、私は暑さに負けて何にもできませんでした。ながら茶房まで移動して休憩し、駐車場へ戻るので精一杯。

その後はサントリーの山崎ウィスキー館を見学し、大阪市内へ移動してホテルチェックイン、夕食となるのですが、ウィスキー館にいる間に雨が強く降ってきて、ほんのわずかな雨の弱まった瞬間にバスへ向けて走り出す、なんてことになりました。ホテルへチェックイン後、再び雨脚が強まり、警報もバンバン出始めてヒヤヒヤものでしたが、夕食時間には雨も上がり、平穏が戻ってきました。

私は後輩と二人でアップル大阪まで出かけて(徒歩15分の至近距離!)、第五世代iPad miniをお買い上げになるシーンを羨ましげに眺めていました。iPad Pro、欲しいなぁ。第二世代Apple Pencilの描き心地は第一世代とは全く違って、なんだかとっても癖になる感触でした。あれはいい。欲しい。今使っているのはそろそろ丸4年になりますが、パソコン並みに高価なものなのでまだまだ買い替えは無理。普段使いの性能的には不満はないのですが、新しいものなりの新しい使い道の模索というとても楽しい時間が過ごせないのが残念です。いや、旧型機でも新しい使い方を常に模索しとけばいいんですが。新型のあの描き心地を味わっちゃうとなぁ。描き心地を向上させる液晶フィルムを試してみようかな。それぐらいなら買えると思う。

明日はいよいよ太陽の塔です。また暑い日になりそうで、それがとても心配です。