書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

ハイブリッド車を試乗する

ハイブリッド車を試乗する機会を得ました。一昨年末に中古購入した私の乗る車が、法人個人含めて初のアイドリングストップ機能付きの車。省エネの面では随分遅れています。もっとも、師匠も私も十年越えで乗っているので、一度作られた車を無駄にしないという意味では省エネ。車一台作るのにどれほどの環境負荷を与えているのかと思案するに、新車登録から13年以降の自動車税が割り増しになる(=買い替え促進)という税制はなんとも納得できないものがあります。なんであの制度、国会を通っちゃったんだろう。

レンタカーも年に一、二度は利用しますが、ハイブリッド車にはなかなか当たりません。年初の宗務所打ち上げ旅行の時に1日だけ借りた車は、多分ハイブリッドだったように思います。日産のノートだったかな。アクセルオフでブレーキになる機構がそなわっていましたから、あれは確かハイブリッド車だけですよね。

ただ、全然ハイブリッド車とという感覚はなくて、違和感なく運転していました。出来がいいのか、モーターで動いている時間が短いのか。

今回はミニバンのハイブリッド車です。ちょっとドキドキしながら試乗しましたが、ガソリンエンジン車とはだいぶ加速の感じが違いました。今の車は割とキビキビ走る車なので、アクセル開度が低めでもグイッと加速感があります。それと比べると、そもそもがミニバンなのがそんな簡単には力強く加速しないような感じ。

ネットの口コミを見ると、ターボ車のような力強い加速感があるということだったので、アクセルの踏み込みが足らなかったのかもなぁと考えていますが、でもなかなかね、借り物でそんなに勢いよく踏めないですよ。一般道ですし、踏み込まなくてもしばらくすれば制限速度に到達です。高速道路の加速車線を体験できれば分かりやすいんですけれど。

ただ、試乗した車の特徴なのか、最近の車はどれもそうなのか、エンジン音は車内に入ってきませんね。ハイブリッド車とはいえ、試乗した車は2000ccのガソリンエンジンを積んでいます。そこそこの音がしてしかるべきですが、ほとんど気になりません。純正ナビの機能に、後ろの席との会話をサポートする機能があるのですが、それって必要なのかなと思うほど。高速道路でエンジンメインで走るようになったら変わるのでしょうか。

なんにしても、街中で見かけるハイブリッド車は、こんな感じにかなり高性能なんだなぁと感心しました。そしてお値段もかなりのもので…

入出だけ見ていても、家は結構ポンポン建つし、ハイブリッド車はそこかしこで見かけるし、日本は不況と言われているのにこれは一体どういう状況なのだろうと不思議になります。正太寺だけが不況なのであろうか。

いろいろ調べていて、残価設定型のクレジットローンというのも詳しく調べてみました。ネット上の解説サイトでは大抵こき下ろされているのですが、頭金の額を頑張ると、月々の支払いが驚きの安さになります。もちろん傷つけたりすれば査定が下がって、保証されている残価を維持できなくなる可能性もあるのですが、それは通常のローンでも同じこと。直接的に資産価値が下がるということです。何も変わらない。何より、同じお店で買い替えを前提にしていると、査定も甘めになるという話もありますから、当初思ったよりも悪くない制度かな、と思ってしまいます。リーマンショックの引き金となったサブプライムローンに仕組みを例えるサイトもありましたが、全然違うよなぁ。途中で金利が変更されることもないし。

もっとも、銀行のマイカーローンでお金を借りて返済し、残価設定型ローンと同じ期間の後に売却したケースを比べると、当然マイカーローンの方が最終的な支払い総額は低くなります。中古車市場で人気の車を買う場合は、残価設定型の特徴である買取額の保証がなくとも、ある程度の高価で売却できる可能性が高いですから、マイカーローンを組んだ方がお得と言えます。

あとは月々の支払額とのバランスですね。頭金を増やすと、マイカーローンとの総支払額の差が縮まり、月々の支払額がとんでもなく安くなります。残価設定分は最終回支払いとなるので、それまでは車両価格から頭金と残価設定額を除いた金額のローンを組むのと近い形なるから、負担感が減るんですね。ただ、元金に残価分は含まれているので、毎月返済額に占める利子分は大きくなります。ここが不利な部分。返済までの期間を長くなるほど不利。でも長くなるほど月々の返済額は小さくなるので…

買いたい人の心理を見事についた巧妙なサービスだと思います。宣伝文句によると、新車購入者の4分の3が利用しているって買いてありましたから、街中で見かけるあの車もその車も、みんな残価設定型ローンなのでしょうか。気になります。

で。なんでこんなことを真剣に調べて日記にまで書いているかというと、妻の車の買い替えを検討しているからです。そしてここまで日記に書いたということは、どこまで話が進んでいるかも想像がつく方も多いことでしょう。車種から何からいろいろ予想して楽しんでください。