書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

雨雲から逃げなから

私が出かけると雨が降る。それはもう逃れようのない確定事項です。たまに晴れると家族からびっくりされる。それぐらい当たり前のことです。ですから、今回の旅にも雨がつきものなのは仕方のないこと。

二日目にして最終日の今日は、予定では諏訪湖近辺まで出張って遊ぶ予定でした。しかしどうも雲行きがよろしくない。雨予報なのは当然として、最近の長野は豪雨の報道が続いていましたから、ちょっと逃げ腰になりました。

早朝ミーティングの結果、進路を大きく変更して、南へ。山梨県へ南下し、ハイジの村へ行くことに。概ね帰路に沿っているので、一石二鳥なのです。そして天気予報は、14時と15時に0.5mmの降雨が予想されているだけです。これは素晴らしい。

およそ1時間ほどをかけて移動し、到着してすぐに昼食。レストランもそれなりにハイジの世界の雰囲気が出ていたと思うのですが、みんな料理に夢中でしたね。子ども達7人もいるのに、注文したのはお子様セットとピザの二種類だけという偏った内容でした。人数が多いので、子どもだけのテーブル、親だけのテーブルと離れてしまい、ほぼほぼ子ども達に自由にさせていたのですが、でもきっと親の目を気にせず好きなものを頼めたことでしょう。親がつきっきりでないとレストランで大騒ぎをするような子たちではないのもありがたかったですね。親は親のテーブルでゆっくり食べることができました。間に2テーブル入っている程度の近い距離なので、意識の半分は子ども達の方へ向いていたと思いますけれど。

ここハイジの村は、山梨県立フラワーセンターでもあります。山梨県も思い切ったことをしますね。そんなこともあって、テーマパークを思わせつつ、ところどころに公共施設としての顔が出ていてちょっと不思議な感じでした。トイレに行くと節水や節電の奨励なんかも当然のように何枚も張り紙がしてあります。あれがちゃんとハイジがしゃべっているような絵がついていれば全然違った印象になると思うんですが。

ともかく、フラワーセンターなので、施設の大半は植物園です。特にバラの推しがすごかったです。バラ、綺麗でしたよ。そのほかハイジの登場人物の名を使って園内の地名がつけられているのですが、これが全然子どもたちに響かない。ハイジでなくても大丈夫ですよ?普通にちゃんとフラワーセンターしてますよ?途中から完全にハイジの冠が付いていることがどうでもよくなってしまいました。もし何かしらの金銭が発生しているのだとしたら、もっとガンガン使っていかないともったいない。トイレの建物も形がそれなりにハイジしていてよく出来ているのですが、wikipediaで調べてみたら、今の形になったのが2005年ということで、すでに14年が経過しています。ちょっと古くなってるんですよ。多分、当初の色はとても綺麗で、みているだけでウキウキ出来たのではないかと思います。

コスプレイベントもよく開かれていて、盛況だったようです。その頃訪問した方たちは、きっと綺麗な建物を満喫したのでしょうね。

全体的によく出来ている施設なので、もし今後リニューアルとかされたらまた来てみたいと思います。頻繁に来るには距離があるのでね。好きな花の咲く季節を選んで行く方がいいですね。真夏はちょっと、寂しげでした。

予報通りに14時過ぎに雨が降り出し、一日よく降りましたが、ちょうど売店に入ったところでしたので濡れずにすみました。ここで売っている白いパン。ハイジの世界の白いパンを再現したパン。本当に単純に白いパンなのですが、こういうものはとても嬉しいんですよね。明日の朝食用に他のパンも合わせていくつか買いました。多分白いパンの味がするんです。うん。楽しみ。

その後も車の中では少し雨に降られたりしましたが、見事に雨でずぶ濡れという自体は避け切りました。湖西でも強い雨が降ったようでしたので、今日1日雨から逃れられたのは結構運が良かったことだと思います。雨男の私がいるのにね。

ちなみに、一緒にいた友人は筋金入りの晴れ男。どこに行っても晴れると豪語していましたので、晴れ男と雨男が全力で力比べをした空模様だったと言えるでしょう。幸いにも私の雨男成分が少しだけ負けたようですね。良かった良かった。