書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

浜松恐竜ワールド 2019へ行ってきました

1学期のうちに子どもたちがチラシを持ち帰ってきて、行きたいと言っていた「浜松恐竜ワールド 2019」、行ってきました。向かう車中で神奈川県の神奈川県立生命の星・地球博物館へ昔連れて行った話をしました。調べてみたら3年前の秋です。そこでも恐竜の化石展示が大量にあったのですが、覚えていない子ばかり。何故。

私はそこで圧倒されていたので、正直今回の展示がでの程度のものか心配ではありました。でも地元で見れるというのは貴重な機会です。

チケットは当日券をコンビニで調達。早割だと少し安かったようですが、当然販売は終了しています。子どもたちの持ってきたチラシに100円引き券が付いていましたが、現地の売り場でしか使えません。売り場が外だとしたら暑いし、長蛇の列だったらということも考えると、100円(今回は4人で行ったので実際には400円)を惜しんでも良いことないなというわけで。

売り場については会場の展示ホールの建物内にありましたので、空調も効いていて心配はありませんでした。待ち列も無く、すっと買える状態。400円分の残念さが出てしまいますが、その分会場内の混雑は気にしなくて済むというもの。ポジティブに。

展示内容はなかなかのものでした。地球博物館と比べれば小規模ですが、目玉でもあるロボティラノサウルスは面白かったですよ。福井県の「道の駅 九頭龍」にもロボティラノが展示されていますが、動きは別次元にまで参加していました。喰われそう、という表現がふさわしい。これだけのためにはチケットが高いですが、でも良いものでしたよ。

チケット代問題ですが、正直高いですよね。地球博物館は中学生以下無料、大人も520円。恐竜といえばここ、という福井県立恐竜博物館は小中学生260円、大人は720円。それに対して今回の当日券は中学生以下800円、大人1,300円。

特別協力として福井県立恐竜博物館、学術協力として福井県立大学が名を連ねますが、実施主体は新聞社やテレビ・ラジオ局といった民間事業者です。会場費だけでもかなりの金額でしょうし、化石の運搬費用だって高額になることでしょう。それに対して、私が比較している博物館は双方とも県立です。同じ価格帯に落とすこむことは不可能でしょう。

そうはいっても。いや、それだからこそ、静岡県!こういうイベントを見過ごさずに後からでも良いからお金出してよ!子どもたちはとっても喜ぶし、将来の研究者を生むかもしれないし、静岡県では未発見の恐竜化石、見つけちゃうかもしれないじゃない。両県のように常設にするには恐竜と縁が薄いでしょうけれど、静岡県ではいくつもある遺跡と比べると正直インパクトは恐竜の勝ちです。恐竜で気を引いて、その他の分野の専門家を育てるっていう方法だって良いと思うんです。

それは他県に行ってやってくれと言われればそれまでですけれど。

いかんいかん、日記の半分がチケット代へのほぼ愚痴になってしまいました。

中身は良かったですよ。利用しませんでしたが、一人600円で借りられる解説機はズミさんの録音です。ローカルテレビラジオで露出の多い方ですから、ファンにはたまらんでしょう。私はとても興味を惹かれました。テレビだと色々抑え気味ですなので、ラジオ向きの方だとは思いますが、解説機でやりたい放題やってくれていたらという期待もあって聞いてみたかったです。子ども向けとなると難しいかなぁ。大人バージョンとか、もしあれば絶対借りてた。

アンモナイトのレプリカ作りと化石発掘体験は、さらに有料だったのでパス。待ち列ができていたので、人気はあったようです。だから余計にパスしてしまったのですが。どちらも300円。

うん、正直に申し上げます。二人分600円をケチってしまいました。子どもたちよ、すまぬ。ズミさんの声に600円を払う気があったというのにね。もっとも、あれも各ブースで普通に聞けるようにしてくれてあれば良かったのに、とは思います。なぜわざわざ機械をレンタルする形にしたのか。その方が設置費用などなど安上がりだったけれども無料で貸し出すほど機械を用意するとかえって費用がかさんでしまうからなどと理由がチラツキますが、世の中難しいですね。

どうしてもお金の話になってしまいますね。太古の昔の恐竜を見に行ったのに、なぜこんなにもリアルワールドのことに思いを馳せてしまうのか。チケット代と展示内容が、そういうバランスだったんだと思います。特設でやっている内容としては良いものでした。それは確かです。