書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

久しぶりに暑さにやられた

法事の後のお墓経。あれが原因だったんだと思いますが、午後から半日、活動不能に陥りました。暑さにやられたんだと思います。日傘をさしていたんですけれどねぇ。車に乗る時との履き分けが面倒で、最近ではすっかり雪駄や下駄を履かず、革靴ばかり履いてお墓へも行くのですが、その革靴が熱せられた足まで焼かれているように熱くなるという日差しの中では、私の体は耐えられなかったようです。

問題なく勤め終えたと思っていたのですが、エアコンで冷やしてもなかなか体が楽にならず、結局半日寝て過ごすことになってしまいました。元気が回復してきたのは20時過ぎぐらいからでしょうか。エアコンの入っている部屋にいるはずなのに、外気温が下がるのに合わせて回復している感じでなんとも不思議です。

エアコンの効きが弱いわけではないんですよ。妻からは「子どもたちが暑さに弱くなってしまわないか」と心配されるぐらいには快適な室温になっています。室温が27度から29度ぐらい。湿度は60%を切るぐらい。ただ、今から思えば、一度暑さに負けた体を元に戻すには、25度程度まで冷やして、さらには保冷剤などで脇の下なんかも冷やすべきだったんだな、と。

日頃から暑さに弱くなってしまったことを自覚して、意識しながら行動しているにも関わらず、こうした事態になると冷静に判断して行動することが出来なくなってしまう、という見事な事例です。症状が軽いから時間とともに回復していますが、ひどくなった状態では自然回復など望めませんからね。皆さんも、本人のいう「大丈夫」は信用せず、徹底的に冷やしてあげてください。

これは流石に電気代がかかり過ぎるだろうからやったことがないので推測に過ぎないのですが、薄着をせず、せいぜい長袖Tシャツと長ズボンぐらいの服装で、部屋を20度程度の室温に保っていた方が、毎日元気に過ごせるのではないかという思いがあります。快適に過ごせる季節って、それぐらいの気温でしょう。服装も薄着をしているわけじゃありません。そこへ合わせて室温を調整した方が、体にはきっと良いんじゃないかと思うんです。

夜寝るときにいくらエアコンを使っても、25度を下回ることはないでしょう。多分室温28度ぐらいで、湿度がある程度下がっていれば人間は快適に感じられるんです。でも、28度って、実際には暑いんですよね。夜間に気温が25度を下回らないと熱帯夜と言われるんです。寝苦しい夜なのですよ。湿度とのバランスで快適に感じるだけで、体は完全な休息状態に入れていないんじゃないかと思うんです。

でも実際に試すには一人暮らしじゃなきゃ無理だよなぁ。家族の理解は得られそうもないし。翌日外に出た時の反動もすごそうですしね。ただ、夜間にしっかり回復できていれば、最終的にはその反動があったとしても体は元気を保てるのでは、と推測しています。

実験したいなぁ。夏休みの自由研究で、子どもたちの共同研究って事でやらないかな。一人は25度以下の室温で寝る。一人は28度ぐらいで寝る。毎日寝る前に、元気に過ごせたかの判定を自分でして、

って、主観でしか判定ができないから、無理か。人体実験みたいになってるし。こういう時、どんな手法を取れば良いんでしょうね。同じ問題集を解き続けて集中力の差を推し量るとか?

もしかしたらすでにもうこんなの当たり前に結論が出ている話題なのでしょうか。考えられる一番の問題としては、環境への適応力は著しく低下するであろう事でしょうかね…それもまた杞憂ならば良いのですが。