書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

気持ちの切り替えも僧侶にはとても大事。世間の評価はよろしくないでしょうけれど。

大切な方の葬儀を終えました。ご遺族の涙を見ていると辛いですし、気丈に振る舞う喪主さんの姿も気持ちを知っているととても辛いです。火葬場ではついもらい泣きをしそうになりながら。

私にとっても辛い葬儀を終えて、しかしその勢いで旅行なのです。子どもたちとの約束の旅行。次女の誕生日に果たせなかったジップラインをやりたいという願いを叶える旅行。たとえ葬儀と重なってもジップラインだけは体験できるようにと、友引に合わせて旅程を組んでいました。

だからある意味では、この気持ちの切り替え速度は想定されたものなのです。一年中喪に服しているわけには参りません。

5月にも滞在したひるがの高原へ再訪です。同じところへ泊まりたかったのですが、あいにく満室のために別のところとなりましたが、今回もコテージ泊。エアコンがなくて驚きました。高原だから今までは不要だったのでしょう。でも暑いです…

しかし21時を過ぎるとさすが高原。涼しい。外に出ると冷やっとします。日中の最高気温は30度まで達するというのに、夜は20度を下回ります。体を休めるには十分涼しい。ただ、木製ロッジの中はなかなか冷めません。ロフトが寝室になっているので、つまりあったかい空気がたまる高い場所で寝なくてはなりません。この辺はテント泊の方が涼しいんでしょうね。設営済みのテントに泊まるプランもあったのですが、子連れで泊まるにはまだ難易度が高い気がしてコテージにしたんですよ。でも今回に限ってはテントの方が良かったかも。定員はオーバーしていたと思うので、ふた張り借りることになるので、割高だったような記憶もあります。理由としてはこちらの方が大きかったかも…

日中に白川郷まで足を延ばす予定だったのですが。さすがに今回は移動するので精一杯の時間となってしまったので、断念。なかなか白川郷へ行けません。また次の機会を狙いたいと思います。

ジップラインは明日の午後の予約です。なんと、天気予報ではちょうどその時間帯だけ33度などと意味不明な数字が書かれています。高原ですよね?冬はスキー場になる場所を使ってるんですよね?それを信じて暑さに弱い私が屋外アクティビティを躊躇なく予約したんですよ?

その点だけが心配でなりません。寝室が暑い問題は、扇風機が一番当たるポジションを割り当てられたので、さほどの心配はなさそうです。湿度は湖西ほど高くはないみたいですね。ということは、明日の日中の気温もさほど辛くはないかなぁ、なんて希望を抱いています。

こんな具合に僧侶は気持ちを切り替えています。ただ、夜になると、切り替えを持続できなくなりもするんですよ。特に今回のようなケースでは。まあそれも、人としての当たり前の感情の発露だと、観察をしておきます。