書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

なんだかイマイチ集中力に欠けるなと思ったら

お盆を終えて三日目。そろそろタイムラグのある疲れがどっと押し寄せてくる頃です。集中力もそりゃあ湧いてこないわけです。

突然ですが。正太寺でも、永代供養の申し込みがたまには届くようになりました。檀家でない方の永代供養料は法外な金額を設定していますので多分誰も申し込まないと思いますが、お檀家さんの場合はごくごく一般的な金額ですので、相談をして、それぐらいの金額ならばなんとか、ということで申し込まれる方も出てきます。

ただ、そもそも身寄りが誰もいないという場合はお布施有る無しに関係なく、お檀家さんであれば菩提寺有る限り永代供養するのが当たり前という考えでいますので、あらかじめ備えをして申し込まなくても大丈夫だよと相談があればお話ししております。でも、それで安心できるかどうかはまた別の問題。「それならば安心」と思っていただけるように常日頃の我々の態度というものはとても重要になりますね。菩提寺に対してそういう気持ちになっていないから、自分の亡くなった後のことを考えて永代供養を考えるんでしょうから。

正太寺としてのそういう思いはとりあえずおいておいて、申し込みがあれば受けなくてはなりません。電子化を進める正太寺では、永代供養台帳というものを紙では持っておらず、電子ファイルとなっています。そこへの入力は基本的には手作業。でも、お檀家さんの場合は過去帳にすでに入力済みデータがあります(過去帳は紙と電子ファイルで保管しています)。データを右から左へ移すだけで良いのですが、現状では過去帳の画面を見ながら永代供養台帳に入力する、ということをしています。

FileMakerを使って自分で作っているので、機能を実装しようと思ったら自分でやるしかありません。お盆が終わったら取り掛かろうと思っていたのですが、なかなかどうして、先のような理由もあって、三日も経つのに取りかかれていないのです。

他にも、お檀家さんによっては、お年忌の当たり年にはお寺から知らせて欲しいという要望も受けています。正太寺は今まで、積極的にお知らせせずに、お檀家さんのお気持ちに任せてきました。ですので、以前に過去帳システムを組んだ時には、その年にお年忌の年になるお戒名一覧というものを印刷するところまでは作っていたのですが、数年前にFileMakerへ移行した際に、ばっさりカットしてしまいました。ほぼ一から作り直したので、使わない機能は当然作る気も起こらずですよ。

その辺も要望を受けて実装しようと考えていますが、この分だといつ完了するか不安ですね。でも、好きな分野の仕事になりますから、やる気モリモリに回復して取り掛かろうと思います。近いうちに。