書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

6月お盆のメリットをさっそく享受し、過ごしやすい季節の過ごし方を再考する

お盆の準備ということで、今日は本堂と位牌堂を掃除しました。灰作務をするつもりだったのですが、雨が昨日の予報よりも早く降り出してしまい、予定変更です。

ダスキンを相棒にどんどん掃除していきます。半分ぐらい掃除したところで、いつもとの違いに気づきました。

汗、全然かかない。

8月お盆ですと準備が始まるのは7月下旬ですからね。いつも汗だくで、首に巻いたタオルで汗をフキフキという季節です。これは6月お盆の大きなメリットですね。もっとも、今年に関しては昨日まで異常な暑さでしたけれど。

そんな季節感を感じながら掃除をしていたら、季節に応じた仕事の割り振りというのも考え直さないといけないと思い至りました。

今のような過ごしやすい季節は、本来知的な仕事のはかどる季節です。秋の夜長に読書がはかどるような、そういう季節です。

ところが、エアコン活用を前提にすれば、それは真夏でもはかどるようになります。今の日本の酷暑ですと、エアコンを使うのは生命維持に欠かせないほどのことになっていますから、かえって真夏のほうが読書がはかどる。夜も長いし。

エアコンのいらない季節は、外に出て活発に活動出来ます。6月は梅雨ですが、空梅雨になることの多い近年であれば、雨の心配もそれほどなく活動出来てしまいます。

今までの季節感で自然と割り振っていた一年間の過ごし方を、ガラッと変えてしまったほうがいいんじゃないかと、今、考えています。

子どもたちの夏休みも、全教室にエアコンが導入されれば、8月は勉強のはかどる季節になります。登下校の熱中症は怖いので、送迎が必要になるかもしれませんが。外で活動しやすい時期を長期休暇にして、学校では体験できないことに取り組んでもらえるようになります。

いや、よくよく考えると、今ほど夏が暑くない頃にはそうしたことが出来ていたんですけれど、今は時には命の危険を感じながらの体験になってしまうのが大問題。

今日、YouTubeデイキャンプの動画を見ていたら、8月に成人男性がタープを設営してお昼を作るだけで熱中症になりかけたと話していました。動画を見る限り、木陰で調理していたのにもかかわらず。

子どもをそんな危険に合わせるわけにはいきませんから、エアコンの効いた屋内で体験できることしか出来なくなってしまいます。せっかくの長期休暇が、もったいない。

などなど、ちょっと考えただけでいろんなことが浮かんできました。良い頭の体操になりますし、いろんな場面で認識をガラッと変えるきっかけにもなりそうです。いつもこうした視点を持ち続けようと思います。