書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

ショートトリップの終了

スケープ、でも可。

いやいや、本題は娘の誕生日の前祝いですから。何れにしても楽しみにしていた時間は終了し、ひるがの高原から帰ってきました。

もぬけの殻になりたいのですが、なってはダメですか?

今回の一番の収穫は、テーマパークや遊園地のように、自然と楽しめる所へ行かなくても、子どもたちがその場でどんどん楽しみを見つけ出せるようになったことを確認できたことでしょうか。

そもそも境内と山であらゆる可能性を試す勢いで遊んでいるのですから、どこに行ったって可能な限り楽しむ方法を身につけてはいたはずです。親がそれを実感できたというだけです。

長女に至っては、好きなアイドルの曲をヘッドホンで聴きながらニヤニヤするところまでたどり着いていますし。素晴らしい。もっとも、自分でそれを始めたというよりは、友人がそうしているからやってみる、というスタートです。その友人はどうしてそこにたどり着いたのか、気になります。

音楽を聴く、それはとても自然にしているようにも思いますが、でも実際には何かの影響を受けて始めるものです。私は兄の真似でした。それが無ければ音楽を聴いていないかもしれません。ピアノを習っていた影響でクラシックの方が好きでしたし。今でもどちらが好きかと言われれば、クラシックかも。難解な曲よりは、一般に知られている耳に馴染んだ曲の方が聴いていてホッとしますね。

ただ、クラシックにつきものの、物語性とか、曲が作られた背景とか、それを知らないとダメだ的な雰囲気は今でも苦手。いいじゃん、どうやって聴いたって。背景なんて、作曲者自身もそれを曲にこめようなんてしていないでしょう。劇曲の場合はストーリーを知っておくべきでしょうけれど、それを知らなくても楽しめるのが音楽です。

だから音楽の授業は好きじゃなかった。ああいう部分は、歴史の授業とかに混ぜてくれればいいのに。音楽の時間はただただ音楽に触れていたかった。

そんなことはともかくとして、長女は友人が線のついていないヘッドホンを使っていると時々アピールしてきます。最近諸事情で出番の減っているAirPodsがありますけれども、中学生ですから、そろそろ自分でお金を貯めて欲しい物を買うというのを覚えてもらわないといけません。小遣いを、一年貯めたらいくらになる、というのを考えながら。お年玉がこれぐらいいつももらえるから、とか。

AirPodsは高いですけれど、今はワイヤレスヘッドホンも安いのが出ていますからね。使いやすさでAirPodsに勝って、尚且つ中学生でも買えるほどの安価な製品は無いと思いますが、使いにくくても運用でカバーするのが経験として大切です。色々考えて、トライして欲しいと思います。

田舎ですから実際に買う際には手助けがいるでしょう。その時はサポートしたいと思います。

ん?なんでこんな話になったのでしょう。そうか、現実からの逃避思考か。お盆まで一週間を切りましたからね、気持ちが逃げ方面へ向かうのも不思議ではありません。夏みたいに暑いし。

気持ちを仕切り直しして、さあ、この一週間はお盆を迎える支度に精を出しますよ!

写真は、昨日の子どもたちの作品の一部。見るたびにお出かけした記憶が蘇ってくれるといいなぁ。(子どもの頃にちゃんと家族旅行をしたというアリバイのためにも)