書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

朝から夜までお勤め

ここしばらくの忙しさのとどめを刺す1日でした。昨日の葬儀の朝参りから始まり、法事を一件。午後からは教区の総代会。夜にまた法事を一件。朝の8時スタートで、夜8時半の終了でした。外仕事だけでこれだけですから、なかなかハードでした。疲れもたまっていますし。

教区の総代会とは、教区内寺院の総代さんたちで作る総代さんの会です。独自事業があるわけではありませんが、こうして他のお寺の総代さんたちと顔を合わせる場というのも必要なのでしょう。曹洞宗の組織構造上、必要という理由もありますけれど。

総代会の開催に際しては、必ず法要が厳修されます。最近は堂行に配されることが増えていまして、今回も堂行でした。ポクポクゴーンの係です。導師の動きに合わせて鳴らす場面も多く、また、失敗すれば目立つのでかなり緊張します。

でも今回は、90点は上げていい出来栄えだったと思います。法要は二つでしたが、どちらも複雑なものではなかったのですが、それでも完璧にこなすというのはなかなか難しいのです。やってみるとよく分かります。横で見ている分には失敗しようがないと思えるんですけれどもねぇ。不思議なものです。

総代さんたちは法要後に総会へと移ります。我々和尚は別室にて教区会を開催します。実は今日から新しい教区長さんの任期が始まるのです。ちょうどその初日に総代会が開かれるというのは、なかなか出会えないタイミングなのです。本当になったばかりの教区長さんにご挨拶をしていただくのは、貴重な時間でした。

宗務所で三代の教区長さんとご一緒しましたので、その大変さもある程度は承知をしているつもりです。あまり気張りすぎず、マイペースでお勤めしていただけることを願っています。

私に順番が回ってくるのはいつの話かなぁ。タイミングによっては、順番が来ないこともあります。年代が近いところに何人も和尚がいると、そのうちに適齢期を過ぎてしまうんです。80歳を超えてはなかなか難しいです。宗務所まで出て行く用事も多いですし、何より宗務所の方針にも大きな影響を与えますから、情報収集能力も維持していなくてはなりません。

どうなのかな。責任の重い仕事なので、やるとなったらかなりのプレッシャーになりますけれども。楽しみなような、怖いような。ともかく新教区長さん、くれぐれも体を壊さないように気をつけていただいて、その上でよろしくお願いします。