書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

花草団子作り

涅槃団子とも、花草団子とも、俗には鼻くそ団子とも呼ばれますが、明日の御釈迦様涅槃会に合わせてお供えするためのお団子作りをしました。

米粉1kgに熱湯を750ccの割合。熱さに耐えながらこねこねして、四等分します。そのうちの三つに食紅で赤・黄・緑の色をつけて、最終的には四つを合わせてグリグリと練ります。食紅に小さなスプーンが付属していたので、それに一杯だけで十分でした。スプーンがないときは、そうですね、耳かきに乗るぐらい、でしょうか。合わせて練るときには、ねじるようにして練らないと、隙間ができてバラバラになってしまいますので、出来上がりのことなど意識せずに、とにかくしっかり練ります。そのほうが出来上がりが綺麗だったりします。

蒸し器に入るように後からバラしてもよし、最初からサイズ調整しながら作ってもよし。米粉1kg分であれば、30分も蒸せばOKです。

しばらく冷ましてから包丁を入れ、厚さはそうですね、5mm〜8mmぐらい。5mmに切ろうとすると、包丁の切れ味が良くないと難しいかも。

蒸し立ては柔らかくてうまく切れません。時間とともに切りやすくなってきます。でも時間が経ちすぎると今度は固くなって切れなくなりますので、この辺りはたまにちょっと切ってみて、試してみるしかないですね。1時間から2時間の間ぐらいがちょうど良いような気がします。

何枚か切ると包丁に団子が引っ付いて切れ味が落ちますので、こまめに洗わないといけません。いい方法があるかもしれませんが、差ほどの量ではないのでまめに洗うことで対処しています。

と、ここまでさも自分で作ったかのように書いて来ましたが、大半は妻が作っています。私は食紅をよそったのと、最後に切るところを手伝ったぐらい。ははは。

最後にお皿に盛り付けて、明日お供えする準備を整えます。いくつかはラップに包んで、お参りの方がお持ち帰りできるようにしておきます。全部包んでしまってもいいのですが、盛り付けが美しくなくなってしまうので、見た目重視の部分も少し残しておきました。

年々持ち帰ってくれる方が減っているように思いますが、さて、今年はどうでしょうか。御釈迦様のお涅槃をご供養するためのお供え団子です。お下がりをいただくと、きっと御釈迦様の身近に感じられますよ。