本堂の飾り付けをしました。本堂だけはすっかりお正月です。
個人的には、年越しという風習には違和感を感じています。たかだか1日が過ぎるだけなのに、特別視しすぎという考えです。これを機会に掃除をしようとか、そういうのも分かりますが。
最近では寒い時の掃除は怪我をしやすく、年末だと病院も休みだったりしてなおかつよくないから、暖かい時期にお掃除しましょうという話を見かけるようになりました。本当にその通りだと思います。むしろいまの4月ぐらいの気候の時に年が変わるようにずらしたほうがいいんじゃないかと思うほど。
それでも、汚れたままでお寺が年越しをするわけにはいきませんので、黙々と掃除、そしてお飾りとしていきます。子どもたちには助けてもらいながらの荘厳は楽しいですね。自分も、そんなふうに思ってもらっていたんだろうか。私の場合は師匠が次から次へとやることを思いつくものだから、終わりが見えずにストレスばかり溜まったのは覚えています。私はすぐに「これでよし」としたがるので、私の弟子はきっと、私とは真逆の考えになるかもしれませんね。色々と楽しみです。