書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

晋山結制の打ち合わせへ行くのを口実に仕事を半ば無視する

二週続けての晋山結制ウィークを過ごしています。今日は直前の打ち合わせ会。14時からですのでそれまでは宗務所で仕事。いろいろ溜まってます。引き継ぎ用の書類も追加していかなきゃならないのに、それ以外の仕事、つまりは任期中に私が片付けなくてはならない仕事がたーくさん。引き継ぎより先にそれに取り掛かりつつ、時間とにらめっこ。

そんな傍で今日も書記さんは大忙し。ここしばらく、書記さんは忙しい日が続いています。宗務庁の査定のおかげで進達事務が増えてるんです。この宗務所交代の時期にこんなことをやらなくても…

そんなわけで、溜まっている仕事を尻目に晋山結制の打ち合わせへ逃げました。こちらはこちらで、カメラのセッティングを確認しなくちゃならないので重要なのです。

最近法要撮影で使っているのはFUJIFILMのX-T10。2年ぐらい前かな、型落ち寸前のだいぶ値が下がったタイミングで買ったので大変コスパがよろしかったのですが、高感度にしてもかなり綺麗に撮れるので、法要撮影に重宝します。本堂はカメラにとっては暗いので、確実に撮ろうと思ったらフラッシュは欠かせません。でもフラッシュ焚くとどうしてものっぺりした写真になってしまいます。そこでフラッシュ焚かずに感度をあげるのですが、デジカメで感度を上げると普通はノイズが増えます。そのノイズを、いろんなテクニックで各社抑え込んでいるのですが、X-T10は価格の割にその辺りが優秀で、ISO1600でもL版写真ならなんら問題ありません。多分2Lでも気にならない。A4だとどうかなぁ。私にとっては需要がないので一度も印刷したことはないですけれど。

パソコンのモニターで見てもさほど気にならないので、多分かなり引き伸ばしても大丈夫なように思います。

今後買い換えるときは、もうこのシリーズを買っておけば、法要撮影に困ることはないんじゃないかと思うほどです。そりゃ、フルサイズ一眼とか使えばもっと楽にフラッシュ無しで取れるんでしょうけれど、大きいし、重いし、何より高いし。記録係を頼まれたからといって、機材代をもらえるわけではありませんから、必要以上のお金はかけられません。

現状ではちょうどいい塩梅の装備になっていると思います。欲を言えば外部フラッシュを用意したいところですが、これも2、3万円しますから、今は手が出ません。というより、手が出せるタイミングなんか来るんだろうか…

外部フラッシュがあれば、光の当て方を変えたりして、のっぺりせず、かつ十分な光量の中で撮ることも可能になります。だいぶ楽ができるということなんですけれどね。

そんな思いを抱きつつ、このお寺の本堂ならこのあたりの設定を使えば大抵の場面でブレずに撮れるというのが把握できたところで、撤収。一世一代の行持です。後から見返して、その瞬間の気持ちを思い返せるような写真を撮りたいと思います。