書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

檀信徒本山研修会が始まりました

私が宗務所の職員として参加する最後の檀信徒本山研修会、始まりました。少しゆっくり目の出発で、私がバスに乗ったのは7時20分。ただ、始発は6時30分です。参加者がもっと増えるとバスの台数が増やせるので、参加者を乗せて回るルートが複数組めることになり、結果として集合時間がゆっくりになるという作用があるのですが、最近は多くても3台。他の宗務所と比べれば狭い管内ですが、3台で巡回するには広いです。ご辛抱いただくしかありません。

遥か遠方での開催として新幹線利用になったりすると、帰って集合時間がゆっくりになったりもしますが。正太寺からだと早く出ないといけなくなっちゃうかな。そういう場合に集合場所となる浜松駅まで遠いです。

三方五湖をトイレ休憩をしながら眺めて、その近くの食事処で昼食をとり、まっすぐ永平寺へ向かいます。今年は永平寺にて、研修を組んでいます。

予定通りに14時半ごろに上山し、15時に開講式。本山側の都合で(多分他の参籠者との兼ね合いで)、今回はすぐに入浴となっていました。入浴後、薬石(晩御飯)、夜坐、映画鑑賞、布団作務、開枕(かいちん。就寝こと)と続きます。

開講式が終わると職員は別行動。同行のお寺さんたちもここからはお部屋で休憩してもいいですし、参加者とともに研修プログラムに参加してもOKということになります。入浴は参加者だけで十分に混み合うので、お寺さんは大抵後から入ります。参加者に少しでもゆっくりお風呂に入ってもらいたいという配慮です。

職員も同じような感じになりますが、写真撮影ポイントの確認をしたり、閉講式の手順の確認をしたりと、通常ならば準備時間にあてることになります。明日の朝は意外と時間がないので、今日のうちにそこまでちゃんと確認をしておかないと間に合わないんです。

ただ、本山研修会も今回が2回目。2年前に總持寺を会場に実施しています。ここ8年は本山研修会を隔年で開催しているので、2期目の職員にとっては4回目。さほど何かを確認する必要がありません。下回りのことを一番知っている3期目の私は、8年前までは4年間のうちに3回本山研修会がありましたから、それ故に緊張感が足りません。責任者として振舞う必要のあるバス車内の方がよほど緊張していました。

聞かれなければ答えない、出来の悪い上司状態で過ごしました。それでもちゃんとテキパキ動く書記さんたち、素晴らしい。

それでも、就寝前に職員全員で打ち合わせをして、明日に備えました。明日は本山を下りてしまえば、わずかな観光があるだけとなります。一泊だけの本山研修会は、ちょっと物足りない気がしますが、二泊になると参加費が高騰するので最近は企画側からも敬遠されがち。寂しいことです。