書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

特派布教の支度をちょっとずつ

年に一度、官長猊下の名代として特派布教師さんが各地を布教して回ってくださいます。今年は正太寺が第3教区の教場となります。今月の19日がその日です。だいぶ日が迫ってきたので、少しずつ準備を始めました。

ちなみに官長とは両大本山永平寺總持寺)の禅師さんが二年交替でお勤めになる曹洞宗トップの役職です。猊下(げいか)は、尊称。猊下と呼ばれるのは、両大本山住持職を務める禅師さんと官長さんだけです。

その名代となる特派布教師に任命されているのは、全国でわずか50人ほど。目指す人は多いですが、めったなことではなれません。それだけすごい人が来てくださるのですが、宣伝してもお話を聞きにはなかなか来てもらえません。ですから宣伝も段々しなくなり…正太寺でも役員さんにしか宣伝していません。

ですので、いわば動員という形で、教区内寺院の総代さん達にきてもらいます。お迎えする側の正太寺では、特派布教師さんのお迎えと、教区内の総代さん達のお迎えと、二通りのお支度が必須です。お茶菓子も必要。今日はその手配をしてきました。

集まるのは和尚も含めて80人前後。少し余裕を持たせて95人分のお菓子を発注。これで十分に余裕があるはず。足りない、というわけにはいきませんから。こういうときに頼りにするのは、地元のお菓子屋さん。今回は鷲津のひので軒さんにお願いしました。春の弘法様のお祭りでもおまんじゅうをお願いしていますので、頼みやすい。

その他に必要なものは、来週ボチボチと整えていくつもりです。最初は仮設トイレも必要かと考えていましたが、来るのは男性ばかりなので、必要ないかな、となりました。全檀家さんに宣伝したなら、仮設トイレ、欲しかったですけど。

あれ。和尚も含めて80人前後って、正太寺の本堂に入りきれたかな。根本的なところがちょっと心配になってきました。教場になってしまっていますから今更どうこうできませんし、教区内のお寺で順番に受け持っていますから飛ばしてもらうわけにもいかないし。うまいこと入ってもらうしか無いですね。