書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

電気つかず

昨日につかず、停電復旧後に書いている日記です。

そうでなくてもよく事後に書いてますけれど。先月中旬ぐらいまでは調子良く書けてたんだけどなぁ。

今日も停電は復旧せず。それでも昼間はあまり不自由しませんね。明るければ。ガスもあるし、水も出るし。恵まれています。家庭用の蓄電池でもあれば全然不自由ないのでは、もしかして。お寺中の電気を日常通りに動かすにはいくらぐらいの蓄電池があればいいんでしょうか。この世界は何も調べたことがないので完全なる未知の世界。一度真面目に調べてみよう。とても買えないような値段なのかなぁ。

お寺の収入状況は現在とても悪く、新たなお買い物は何一つできない状態ですけれどもね。今月の給料まではなんとか出る、はずですけれど。一般の寺院のそれと同じく、正太寺の収入もほぼ布施収入です。しかもその7割ぐらいは葬儀のお布施。とても歪です。なんとか他の収入がないものかと模索しますが、お寺の事業活動の中には見出せずにいます。切ない。

かえってお檀家の数が少ないから兼業をされているお寺さんの方が、安定収入があるので生活への不安は少ないかもと思う昨今です。お寺の修繕に必要なお金はその都度寄付を集めるとかしないといけませんので、お寺の維持については大変なご苦労があるはずですが、家族の生活についてに絞れば、今の正太寺よりは安心感があることでしょう。

正太寺は湖西市内では数少ない寺院活動だけで家族が生活できるお寺です。それでも現状では雨漏りの修繕にも取りかかれない。今日も庭師さんが台風の後片付けに入ってくださってますが、その支払いにも怯えています。明日半日ぐらいでなんとか片付くようです。おかげさまで山上の墓地まで車で安心して入れるようになりました。通行制限を匂わせるように登り口にコーンを置いていましたが、夕方にはそれも撤去できました。

などと、電気がなくてやれることに制限があると、余分な思考をする時間が増えますね。

妻のお在所には電気が通ったということで、子どもたちを連れてお風呂を借りてきました。ご飯も一緒に食べて、幸せ。お風呂って素晴らしいですね。

子どもたちも電気のありがたさを十分に感じているようです。もちろん、私も。