書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

西国巡礼最終回 1日目

いよいよ最終回となった西国三十三所巡礼。全4回、3年半をかけてここまで辿り着きました。旅費もお1人当たり25万円ちょっとになっています。高い。でも、その分の価値は確かにあると、第3回までの行程で確信を持っています。

今回は、琵琶湖の近くから始まり、京都へちょっと顔を出して、再び琵琶湖に戻り、最後は岐阜の谷汲山華厳寺で満願、という行程。

最大の難所は、琵琶湖に浮かぶ島、竹生島に無事に渡れるかどうか、です。天気予報を見る限り、大丈夫そうです。最終日のお楽しみです。

行程自体はゆったりとしています。初日に三ヶ寺、後の2日は二ヶ寺ずつ。計七ヶ寺。今までの行程を思うと鼻歌交じりにいけそうな。

ただ、今日はちょっとしたハプニングもありました。最初の岩間寺と二ヶ寺目の三室戸寺までは何の問題も無かったのですが、本日の最終となる醍醐寺へ行った時にそれは起こりました。

下見の時には確かに開いていたはずの山門が、閉じています。その手前にはカラーコーンとロープがあり、侵入を拒むようになっていました。最初は理由が分かりませんでしたが、チケット売り場で(アレは拝観受付というよりもチケット売り場だ)事情を聞いて、納得。先日の台風で倒木被害が多く、中には入れないんだそうです。

代わりに、手前の宝物殿にお目当ての准胝観音様が出張ってきてくださっているということで、歩く距離は5分の1ぐらいになったんじゃ無いでしょうか。ちょうど雨が強く降ってきましたので、ありがたかったです。観音様が近くへ来てくださるなんて、なかなか無いですからね。

ただ、醍醐寺の広さを皆さんに伝えられなかったのは残念でした。お早い復旧をお祈りしています。それまでに参拝してきた岩間寺三室戸寺も、至る所で木が傷んでいました。どこも無傷では無いようです。

これで残すは四ヶ寺。滋賀県、琵琶湖へとって返して、お参りです。