書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

新盆施餓鬼会

このお盆に初盆を迎える仏様をご供養するために、新盆施餓鬼会を修行しました。午前10時の開式でしたが、異常に暑い中での法要となりました。お焼香を始めるタイミングも早め、お焼香が終わると共にお経も終わるように維那兼堂行さんに法要中にお願いをして、20分ほどで閉式となりました。通常ならばもう少しゆっくりお勤めして30分はかかるところ。そして普通なら、せっかく集まったのにお経が短いと怒られかねないのですが、今日はそんな声も一切上がりませんでした(今までも怒られたことはないですけど)

我々和尚はお経を読んで汗だくのため、扇風機の風に集中すれば少しは涼しさを感じることも出来ますが、お経を聞く以外にすることのない参列のみなさんにとっては、大変つらい時間だったと思います。法要は20分ほどでしたが、早いかたは9時過ぎには本堂に入っておいででしたから、実際に暑さに耐えている時間はかなり長いのです。

これが15日の山門大施餓鬼会の際には13時開式。今日も開式前に、15日についてはくれぐれも無理をされないようにお願いをしましたが、はたしてどうなるでしょうか。心配でなりません。

午後から少し気分が悪くなったものの、エアコンの冷風を直撃させて寝転がっていたら回復し、そのまま15日についての注意喚起をするお手紙を封筒詰めする作業に取り掛かりました。10時からの法要でも私のようにダメージを強く受ける人もいるんです。13時からはもっと危険です。そもそも私がその日朝からの近隣寺院での山門大施餓鬼会随喜に耐えられるかどうか心配。

開式前に住職がすでに倒れてて、別の和尚さんに導師を勤めてもらうなんて…そうしたらいわゆるお盆と言われる時期をずらす議論が盛り上がりそうですけれど。

倒れることがないように十分に留意しているつもりですが、熱中症はあっという間に進行するようですから、輪をかけて気をつけようと思います。