書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記 20180620

ひたすら書記さん支援システムの新機能開発を続けています。ただ、まだ集中力が戻ってきません。なかなか手が動かないのが辛い。

でも、プログラミングの大半は、考えることです。頭にある程度形ができてようやく、手を動かすことができます。側から見るとぼーっとしているだけに見えかねない、危険な作業なのです。

プログラミングって難しいように思われがちですし、宗務所で書いていると本当に不思議がられますが、実際にはさほど難しいことではありません。パソコンにやってほしいと思うことを、パソコンに分かるように噛み砕いて教えてあげる。それがプログラミングです。

言葉が通じない時、ボディランゲージを交えて工夫して伝えようとする、その感覚に似ています。パソコンはあんまり複雑なことは理解しないんです。単純化して、プログラミング用の言語を用いて、示してあげる。それがプログラミングです。

やりたいことを実現するのに、思いもしないような方法を取らなくちゃならない場合があります。慣れてくるとそれは当たり前の方法なのですが、初めてだと面食らう。そういうところで挫折する人もいるかもしれませんね。ただ、信じておかなければならないのは、およそ人が思いつくことは、プログラミング言語で表現可能だということです。自分では思いつけなくても、誰かしらが方法をインターネットに書いてくれてしまっているのも、今の時代の良いところ。自分で思いつけなかったら、検索すると見つかるんです。難しいことなんてありませんよ。

アップルもiPadを使って子どもがプログラミングを学ぶアプリを提供しています。日本でも、小学生にプログラミング教育を必修化するとかしないとか議論になっています。ただでさえ忙しい小学生にその時間があるのかと考えるとかわいそうな気もしますが、学校ごとの選択制であっても良いようにも思います。論理的思考のトレーニングにもなりますし。ただ、導入するなら先生は当分の間、外部講師を呼ばないと無理だと思いますよ。小学校の先生の仕事をこれ以上増やすのは、無理でしょう。それなら中学の学習に組み込むことにして、専門に学んだ先生を早く養成するべきだと思います。

簡単なんですけどね。四則演算と条件分岐、繰り返し処理。これらを組み合わせるだけのことなので、中学生ぐらいの子であれば、数時間でOKなんじゃないかな。小学生だとまだちょっと、前提となる知識が間に合わないかもしれません。

なんだか熱く語ってしまいました。我が子たちはプログラムについてどう感じるかな。出来れば柔軟に、自分の知識に取り込んでいってくれたらと思います。

ところで。

肝心の開発が、全然進まない!