書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

平日に法事の予約を受けると、忙しい日になる法則

最近増えている平日の法事。今日も一件、お勤めいたしました。土日よりも、少しリラックスして臨めているような気がしますが、何故なんでしょうね。

午後からは、昨日の日記にも書いたお隣宗務所前所長さんのお通夜へ。隣の宗務所管内ですし、知り合いも今までの宗務所で顔を合わせた人ぐらいしかいません。もちろん、遷化された方丈様の奥様ですら、お顔が分かりません。どんなお寺なんだろうとドキドキしながら、こちらの前期宗務所職員数名とともに一台の車に乗り合わせて到着すると、大きな伽藍が待ち構えていました。そして、その大きな建物が、お坊さんで埋め尽くされていました。隣の宗務所、寺院数は第四宗務所の三倍ぐらいありますからねぇ。私なんぞでは生き延びられない厳しい世界があるような気がして、恐れています。

大勢の僧侶の中にごそごそと入って行き、顔を知っている職員経験者と軽く挨拶を交わしながら、参列して帰ってきました。ご遺体の近くでご挨拶できるような隙間もなく、本当に参列してきただけとなりました。これでも行かなかったよりは良いと思うのですが、なかなか難しいものです。

宗務所長の激務を終えられて3年と少し。あまりに早いとは思いますが、昔話を聞くにつれ、とても真似できない中身の濃いご生涯だったようです。涅槃に入られた後も、どうぞ後進をお導き下さいますように。