書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

子どもたちが新学期に入るその側で

次女と長男は、今日から新学期です。昨日の疲れが残っていないと良いのですが。ゆっくりしてきたから大丈夫だとは思うのですが、やはり初日は心配です。

私はというと、宗務所はお休みなのでちゃんとお寺にいました。住職ですから。弘法様以降、未処理だった仕事に手をつけて、あわわわわ、となっていました。あんまり溜めるもんじゃないです。

弘法様の会計も、昨年から少しやり方を変えました。以前は収支報告書を作り、差し引き残高を収入として計上していました。事前に必要な物品を買うなどして経費がかかっていますが、それらを1つ1つ計上せずに、当日まで溜めていました。こうすると、細々はともかく赤字にならずに済んだかどうかが一目でわかるという、分かりやすい処理方法だったのです。税務調査を何度か受けていますが、これで問題はありませんでした。

しかし、支払いにクレジットカードを使うようになってから、ことが複雑になってしまいました。今では現金しか扱わなかったので、差し引きの計算だけでよかったんです。でもカードの場合は実際の引き落としは少し先になります。まだ現金が減っていないんです。そうなると、今までのやり方ではうまくいかない。

というわけで、色々思案を重ねた結果、無難に全取引を仕訳することにしました。収支報告書はまとめるので、赤字黒字は分かります。問題ありません。ただ、今まで一枚の伝票しか仕訳をしなかったのが、随分増えてしまったというだけです。それでも10取引ぐらいでしょうかね。会計ソフトに入力するだけですから、さほどの手間ではありません。

これでスッキリです。細部まで会計ソフト上に記録として残ることになりますから、昨年何を準備しておいたっけ、という時にも会計ソフトを検索すれば購入しておいたものがすぐに探せるということになります。今はまだ証憑の電子保管はしていませんが、会計ソフト自体は対応していますから、クックマートのレシートもすべて残せることになります。何を買ったか、一目瞭然。便利。

ちなみに、証憑の保管を電子保管だけにしようとすると、税務署との間であらかじめ手続きが必要ですし、会計ソフトもワンランク上の契約に移行しなくてはなりません。単純に参考資料としてスキャナで読み取ったレシートを添付するだけなら、会計ソフトのお値段も控え目。もちろん紙の証憑を保管しなくてはなりませんが、正太寺の場合は一年で小さめ段ボール箱一箱です。10年保管してもさほどの量ではありません。もちろん減らしたいですが、会計ソフトの年間費用が倍になります。正太寺で利用しているものですと、今2万円ぐらいのものが、4万円ですからね。ちょっと考えてしまいます。

でも、税務関係はこうして少しでも電子化へと進んでくれているからありがたいです。証憑の保管量がものすごい法人では、年間4万円でその保管スペースが不要になるとなったら、大喜びで移行するんじゃないでしょうか。正太寺ぐらいの規模でも、保管しておくのには気を使います。それが、例えば受け取ったレシートを帰ってからスキャナで取り込み次第、ゴミ箱に捨ててもOKとなるんですから、一時保管のスペースすら不要になりますからね。差は大きいです。ただ、毎年2万円多く支払う動機としてはまだちょっと弱いというだけです。

まあ、実際にはゴミ箱直行は色々問題があるので、一時保管スペースは無くせないでしょうけれど。自分には現実味がないので細かく調べていませんが、そもそもすぐに捨てちゃダメということになってるかもしれませんね。でも、いつかは移行したいなと思っています。