書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

旅も終わりと思うと切なくなる

西国三十三所巡りの下見、二日目。昨日も書いたとおり、自転車で巡ります。まずは革堂。次に六角堂。初めて走る街なので、なんだか結構な距離を走ったような気がします。地図上ではそんなでも無いんですけれどね。

自転車で走ってみて感じたのは、慢性的な渋滞で道路が麻痺しているようなエリアなのに、自転車を活用してもらおうというほどには環境が整っていない、ということ。お寺にしても駐輪場は無いので道ばたに止めておくしかありません。境内乗り入れ禁止はしっかり書いてありますし。乗り入れられたら困るのはよく理解できます、もちろん。

わずかな公共の駐輪スペースは隙間無く自転車が詰められていて、使いようもありません。そして大通りは自転車通行禁止のとこもあります。

大挙して押し寄せている観光客の数を考えれば、これがみんな自転車で動き出したらそれこそ道路は麻痺状態になるのが目に見えています。かといって現状の渋滞解消に妙案が出てくるわけも無く、なかなか進めないバスと、徒歩で巡る街というイメージになってしまうのかな、と思わずにはいられませんでした。

今が一過性のもので、そのうちに落ち着きを取り戻して、良い雰囲気の京都が持続できて、観光業の収入も変わらずちゃんとあるようになれば最高でしょうけれど。私にはそんな妙案、思いつきません。バランスをとるのが難しいですよね。

ホテルで自転車を返却した後は、再び車で移動です。今日市内でもう一ヶ寺、その後は滋賀県へ移動して、三井寺石山寺というともにビッグネームの二ヶ寺を回ってきました。この二ヶ寺は規模が大きく、歩く距離もそこそこあるので、京都市内がメインということでそんなに歩かないだろうと油断している今回の旅の中ではなかなかの難所となりそうです。どうやってバス内で説明したら、足の負担を気にせずにお参りに向かってもらえるかなぁ。これからひと月かけて考えようと思います。

ここから帰路についたわけですが、意外に近いですね。15時過ぎまでいたはずなのに、夕方には伊勢湾岸の刈谷SAまで戻ってきて、おいしくご飯を食べることが出来ました。この分なら、当日もそんなに帰りが遅くならずに済みそうです。最終日の帰着が1時間遅くなるだけで、疲れ方がかなり違ってきますからね。少しでも早いほうが良いです。

今週で参加申し込みが締め切り。その後は旅行社さんが旅館から部屋の割り当てをもらうまで仕事がありません。ひたすら当日用のビデオ作成です。なかなか時間が疲れない今日この頃ですから、間に合うか大変心配ですけれど、映像編集用にパソコンのスペックが上がったので、パソコンの処理待ち時間はだいぶ短縮できています。昨年の経験から、全体の構成のイメージがぼんやりとでも浮かんでくれば、一気に作れると思うんですよ。イメージの神様到来待ちです。