書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

インフルエンザ?

お通夜までの間にお医者さんで診察を受けてきました。インフルエンザの検査もしましたが、反応は無し。酷くなるようなら症状から考えてインフルエンザでしょう、というわけで、事前タミフルの処方を受けました。なんとも微妙な。お通夜へ行って良いのかどうか、よく分からない。酷くなればインフルエンザだから、行かない方がいいのか。とはいえ、自分が行かなければ誰が行くのか。師匠は用事ででてしまっているし。

そんなことを考えているうちに具合はどんどん悪くなり、16時の段階で39度を突破しました。これはあれですよ。インフルエンザ確定です。お通夜、どうしましょう。

この時の私の頭の中は、お通夜へ行くことしかありませんでした。食欲はあまりないものの、バナナを食べて腹ごしらえ。体は動く。動いてる。多分。運転はどうだろうなぁ、出来ると思う。

そんな状態で支度をしていると、師匠が用事から戻りました。もっと遅くなると思っていたのに、意外に早い。

戻ってきた師匠の姿を見ても、私の頭の中は、自分でお通夜へ行くことしかありませんでした。母に言われてようやく師匠にバトンタッチ。帰ってきてまだ手を洗っている段階の師匠に、お通夜を頼み、スゴスゴとベッドに戻りました。

この日記は当然後日書いているのですが、後からならインフルエンザならお通夜へ行くべきではないと、当然のこととして分かります。熱が高くなった段階で罹患確定なのですから、すぐに近隣のお寺さんへ電話をして代わりを依頼、喪主家に連絡を取って事情を説明して理解を得る。それが私のやるべきことでした。もっと言えば、師匠を呼び戻すのが一番最初ですよね。

高熱というのは、ここまで判断力を失わせるものかと実感した出来事でした。