書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

慣れない場所での葬儀

本日は浜松市内の葬儀場にて。初めての場所です。それだけで緊張します。会場のスタッフとのコミュニケーションがとれていない状況で葬儀に入っていくというのは、実はかなりの不安を伴うのです。開式直前の控え室への声かけも様々ですし、司会者のすすめめ方も様々です。

葬儀が終わってからも、出棺の方法や、火葬場での読経のタイミングなどなど、違いに戸惑う場面が多々あります。近隣のお寺さんのやり方が分からないため、どこまでをこちらの動きとして想定しているかも分かりません。葬儀の担当者も実にいろんなタイプの方がいらして、事前にきっちりとこちらのやり方を把握しようとする方もいれば、あえて細かく詰めることはせず、進行に合わせて柔軟に対応する方もいます。こちらはこちらで、それらを見極めながら対応をしていくんですが、きっちり詰めていたはずなのに、思っていたことと違ったりすることもあります。「当然」と思っていることにも、地域差が発生するんです。これはとても困ります。

そんなわけで、一日とおしてなかなかに緊張する時間を過ごしました。喪主家の皆さんはじめ、会葬の皆さんにもこの緊張感が伝わっていると、より厳かな葬儀であったと感じていただけると思うのですが、いかがだったでしょうか。