お昼前にお役僧へ。終わって宗務所へ。終わってお通夜へ。お通夜会場が宗務所から15分ぐらいの距離でしたので、ついでに宗務所へ行ったという感じです。それでなければ宗務所は行っていなかったと思うなぁ。
若干無理して宗務所へ行ったおかげで、進んだ仕事も有り、行った甲斐はありました。
お通夜開式前の控え室内で、喪主さんからとある地域の火葬の際のしきたりについてびっくりすることを教えていただいたりもしました。今も続いているか分かりませんが、火葬のスイッチを、喪主が押すというしきたりがあるんだそうです。
自分の親の葬儀で、スイッチを押す。それはなかなか、通過儀礼としても心に負担のある行いだと思います。これがもし我が子であったならば、はたして押せるだろうかと、考え込んでしまいました。しきたりといえども、子どもの時には例外が適用されたりもするのでしょうか。
大半の火葬場では、そのスイッチは職員が押すと思います。それが役目とは言え、プレッシャーはきっと感じるのだろうと想像はしていますが、私もまだ押した事は無いので気持ちを本当に理解することは出来ません。やった人にしか分からない何かも、きっとあるのだろうと思います。
そんな事をつらつらと考えるきっかけになったお話でした。ありがたかったです。