書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

今週も平日法事の季節がやって参りました

最近平日の法事がはやっています。お寺としては、土日に集中してしまうよりはありがたいですね。2件3件と重なってしまうと、どうしてもバタバタしてしまいます。一件だけでしたらすごく落ち着いて取り組めます。これはもうどうしようもない差です。

ただ、別の問題もあります。法事を勤めるというのは、実はすごく神経がすり減るんです。最近では午後から昼寝が欠かせません。昼食をご一緒するなど、気を張っている間は平気なのですが、気が抜けるともうダメ。先日も、法事を終えてすぐにセントレアへ移動しましたが、途中の刈谷SAで1時間近く眠りました。時間調整の意味合いもあったのですが、運転席で眠れてしまうんですから。あの日は日差しのある日でよかった。じゃなければ風邪を引いていたかも。

人前で何かすると言うのは、和尚だから平気そうに思えるかもしれませんが、決してそんなことはないわけです。普通ですよ普通。

そうやって精神的に疲れる日も、週末の二日間だけなら問題ありません。今のところ、十分に回復できます。でもこれが平日にも入ってくると、回復しきれなくなります。葬儀が続いたりするとそれは顕著で、私の場合は耐性が低いためか精神を病んでくるような、そこまで言うと極端ですけれど、抑えが効きづらくなると言うか、そんな傾向が出てきてしまいます。

明日も実は法事があり、一日空いて三連休は毎日法事です。結構しんどいなぁと、今更ながら予定表を眺めて震えています。直前にならないと気がつかないんですよね。せっかく予定表がいつでも最新の状態で見られるというのにね。でもあんまり早くから身構えていても疲れてしまいますし、調整が難しいです。他の和尚さん方はどうしていらっしゃるんだろう。師匠は、実はこれがものすごく平気そうなんですよ。相談しても理解してもらえそうもないぐらいタフ。精神的にも、肉体的にも。ゲームで不正改造のようなことをしてずるをすることをチートというのですが、まさにチートな感じです。かないません。