正月三が日の朝のお勤めは、例年通りにお檀家さんとともに修行します。お勤めの後、自然と年頭のご挨拶の流れとなります。せっかく集まっていただいて、なんの挨拶も無しと言うわけにはいきません。
師匠はよく、お勤め直前に元日の朝刊を眺めながら話の枕を考えていたようですが、私はそんなに器用ではないので、枕まで含めて事前によくよく考えておかなくてはなりません。
あんまりかしこまった話と言うのも新年早々したくありませんし、それでもせっかく聴いていただくなら、何かしら、その後誰かとする世間話のネタにしてもらえるぐらいのインパクトは残したいと思いますし。なかなかレベルの高いことを平然と期待してしまっています。
伝えたいことは山ほどあります。仏教は要するに幸せに生きるための教えですが、多くの人はそう捉えてくれてはいません。そこをなんとか切り替えてもらえたらなと、私が伝えたいことの肝心な部分はそれだけなのですが、それを伝える部分のところで、時節や場面に合わせていろんな方法を取らなくてはなりません。そうした組み合わせが難しくてですね。なかなか出てこないんですよ。
なんとか今日中には突破口を見つけたいところですが、話のタネの神様が降りてこないかなぁと願ってしまっています。