書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

寂しさを感じる間も無く用事をこなす

娘が修学旅行へ旅立ちました。目的地は東京。60年ぶりの寒さと言われている東京に、わざわざ出かけて行きました。ずっと楽しみにしていたのですから、寒かろうが雨だろうが、関係ないですね。行けることが楽しいんですから。帰ってきてから風邪を発症するぐらいならいいですけれど、現地で体調を崩さず、元気に楽しんできて欲しいと願っています。

午前中はAOKIの売り出しで靴下を買いながら粗品をゲット。その足でケーズデンキに寄ってオーディオケーブルを購入。寺務所へ構築したPC環境で、未だ音が出せない状態でした。音楽を聴くわけでもないのですが、警告音すら聞こえないのはなかなか不便なのです。これでとりあえず必要物品は整ったので、配線をするだけに。

午後からはここしばらく懸案だったFAX問題。広告FAXばかり届くので、紙に印刷せずに、メールでお届け方式に切り替えようとしているのです。

FAX番号を変更すれば、簡単に実現できます。インターネットFAXと言われるサービスがいくつも存在していますから、好みのものを選ぶだけ。月額料金もかかりますが、ひかり電話に番号をプラスしている現状、それを解約すれば追加の負担額はさほどではありません。利便性の方が大きい。

ただ、番号が変わるというのはかなり面倒です。関係各所へ連絡をするだけでも大仕事。そんなわけで、ここしばらくは起動しっぱなしになっているサーバーにPC-FAXのソフトを入れて、エプソン複合機が受信したFAXをPCで受信し、PDFに変換されて保存されたのを検知したらメールで送信、という方法を取っていました。ただ、これだとサーバーが不調になった際に途端にFAXが受け取れなくなりますし、たまにしかFAXが届かないので、不調に気付けるかどうかも怪しいので、二、三日に一度、サーバーにアクセスして点検をする必要がありました。

私宛のFAXはほとんど来ないのですが、師匠宛のものは月に数枚届きますし、それを確認した上で返事をするというケースがほとんどなので、届かないとなると先方に迷惑もかけてしまいます。結構重要。

そこで先日、aFAXという製品を購入しました。これは、FAXを受信してメールで送信するだけの小さな機械です。電話のモジュラーケーブルを二股分岐させて、aFAXとFAX機に繋げれば、受信はaFAX、送信はFAX機という具合に使い分けができます。配線もとても簡単。

でも、先週末、お祭りとPTA絡みで忙しい最中に配線をしたら、どうもうまく動いていない様子。うまく動くように色々試行錯誤していたら、今日という日が暮れてしまいました。つまり、まだうまく動いていません。

夜は市の呼びかけで開催される教育施設地域拠点構想意見交換会へ顔を出してきました。近隣の2つの小学校と1つの中学校をくっつけるといいのにと入出の人間は大抵考えていたのですが、どうやら昨年度すでに基本方針として示されていたようで、建物の更新時期に合わせて今後検討を加えていくことになっていたようです。

そこへさらに手を加えて、地域の拠点としても使えるように整備していこうという構想についての意見交換会でした。もっとも、小中学校をくっつけるということ自体も、まだまだ見直しの必要なことという大前提の上で市側も提案をしてきているのですが、知波田の皆さんは小学校がなくなることに対して抵抗感が強いようでした。入出は全然感じていない雰囲気なんですけどね。

どちらが良いのか、結局はやってみないことには分かりません。根底にあるのはそれぞれの学校が極端な小規模校であるということなのですが、合併して一校にしたとしても、まだまだ小規模校なのです、これが。困ったことに。

どうなんですかねぇ。それぞれ成功例失敗例、色々あると思います。行政はかなり調査して取り組んでくれているようで、資料にもそれが現れているんですけれど、それだけで地元が納得するかというと、難しいでしょうね。100%の予測なんて、不可能なんですから。

質疑応答の際に隣寺の和尚がこども園の職員として発言していましたが、子どもたちの将来を第一に考えて、より良い方法を行政も地元も考えていきましょうという提案(かなり意訳)に、大賛成です。議論が白熱すると一番大事な視点を忘れてしまいがちです。実際に形になり始めるのは、建物の更新時期となる10年後が目安です。長いような短いような、10年後。子どもたちが目を輝かせて勉学に励める環境を、大人の責任として作り上げていきたいものです。