書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

楽しい法事というものもある

百ヶ日の法事をお勤めしました。正太寺では近隣のお寺とはちょっと違い、この百ヶ日がお年忌のスタートとなります。四十九日は晩方に行いますから、ちょっと違うんですよね。

今日のお檀家さんは、息子さんたちとも個人的に知り合いだし、気持ちの垣根の低いお宅です。読経前の説明から読経後の法話に至るまで、話しているこちらも大変気持ちよくお話しさせていただきました。

話していて反応を頂けるのは、とてもありがたいことです。うなずいたり、首を傾げたりするだけでも、話を進めていく参考になります。これは、話者をのせる聴者のテクニックでもあります。つまらない話だなと思ったら、幾分の反応をあえて示すことで、面白い話に変えることができるかもしれません。主に私に対してよろしくお願いいたします。

法事の後の食事の席にも呼んでいただき、ここでも楽しい会話に混ぜていただき、良い時間を過ごすことができました。亡きご母堂様が結んでくださった縁ですね。お茶をいただいてお話しした頃が、懐かしいなぁ。

今日の日記のタイトルは「楽しい法事というものもある」となっており、楽しくない法事が大半かのような表現となっております。実際には真逆で、いつもお檀家さん方の優しさに助けられながらお勤めをしています。楽しい法事ばっかりだなんてタイトルには書けないものですから、このようになってますけどもね、本当、みなさん、ありがとうございます。

ご恩を少しでもお返しするべく、精進を重ねて、お釈迦様のお導きを少しでもお話しできるようになれたらと思ってます。