書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

久しぶりのホテルでの目覚め

先月も家族でホテル宿泊はしていますが、一人で目覚めるのは久しぶりのことです。今のところまだホテルに泊まるのってワクワクするので、何か出張でもできないかなぁなんて考えますが、宿泊を伴う出張なんて、ほとんど選択肢がありません。若い時に自分がホテルに泊まるってことにワクワクすると気が付いていれば、大学卒業と同時に修行に行くことを選ばず、出張の多そうな職種に就職チャレンジをしていたかもしれませんね。そこで飽き飽きしてから修行に入れば、この歳になってからお寺の用事で出張はできないか、なんて考えたりしなかったのでしょう。

出張にこだわるのは、別に宿泊費を経費で落としたいということではなくて、単純に、仕事と関連づけなければ泊まり行ってられないというだけです。土日は仕事で動けませんから、平日にふらっと、一人でホテルに泊まりに行って許されるような社会風土でもあればそれが一番嬉しいです。でも、そんなことが許される人は、そう滅多にいませんよね。そういうことです。

そんな貴重な、一人ホテルで目覚めた朝。午後から法事の予約を受けなければチェックアウト時間ギリギリまで檀信徒大会の残務処理をして、続きは宗務所に移動してだいぶ残務を片付けられたのですが、つい予約を受けてしまったので、早々とチェックアウトです。でも、今日の法事は、たまたまですけどちょうど立ち日にお勤めできることになりました。これはこれで、私としてもありがたいことでした。正太寺の数少ない、元ご近所さんの法事だったんです。久しぶりにお会いする奥様は相変わらずお元気そうで、安心しました。

「ホテルで仕事」と書いたばかりですが、本当のところを言うと、ホテルのデスクの高さと椅子の高さが、パソコンを開くには若干バランスが悪くて、無理すると肩が凝りそうな、そんな状態でしたので、集中して仕事ができたかと言うと、多分無理だったんじゃないかなと思っています。そんなこともあり、お寺に戻って法事を勤める、と言う方が、今日の仕事の出来栄えとしてはいいものができたんだろうな、と。

ま、そのうちにまた一人ホテルで泊まる用事もできるでしょう。宗務所の仕事でも、あと何回かは機会があります。楽しみにしておきましょう。

明日から、残務処理のスタートです。いっぱいありますよ。