書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

台風がやってきた

動きの遅い台風5号が、とうとう近くまでやってきました。九州では亡くなられた方も出ています。大変痛ましいことです。

台風が来るたびに、必ず、という形容が違和感がないほどに、犠牲者が出ています。台風が来なくても毎日どこかで大勢の人が亡くなっているわけですが、台風が来たことで元気だった人が突然亡くなられてしまうのは、やはり唐突で悲しいことなのです。

そんな台風が、こちらにも届くほどの距離まで来ました。静岡県は直撃しませんが、三重や愛知での振り方を見ると用心を重ねざるを得ません。

そんなこと言いながらも、お盆のお経は予定通りに進めました。師匠も午後から用事があったのに、それを取りやめてお経へ回ってくれました。おかげで予定の半分の時間で帰って来ることができました。断続的に風雨が強まる中でのことでしたので、大変ありがたかったです。

夕方になるにつれて、雨風の強い時間が増えていきました。雨が真横に降っているのを見ると、台風が来たんだなと、実感させられます。

一番心配なのは、本堂の正面の雨漏り。正太寺の本堂は鉄筋コンクリート造り。そのコンクリート壁のひび割れから、雨が入って来るのです。台風の横なぶりの雨になった時だけ、その箇所が濡れるため、修繕をしても結果がわかるのは台風襲来を待たなくてはならないという、嬉しくない状況でした。

今年に入ってからの護持会総会で本堂の軒が剥がれて来ている部分があり、その修繕計画に承認をいただき早速実施したのですが、その際についでに雨漏りの原因と思われるひび割れも埋めてもらいました。見積額と請求額が同額でしたので、ついで仕事でやってくれたようです。ありがとうございます。

そして本日。風雨が強まっても雨漏りはしませんでした。気配すらありません。バッチリです。直ってます。この先どんなに強まっても、大丈夫でしょう。

22時過ぎ、風がおさまりました。雨はまだ時折降りますが、どうやら正太寺付近での台風の影響は、峠を越えたようです。多分境内は全域にわたって折れた枝が散乱しているんだろうなと想像しながら、今日は寝ることにします。お盆までに掃除をする時間はないし、庭師さん、空いてるかなぁ。