書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

西国三十三所巡り第2回、最終日

二泊三日の巡礼の旅、とうとう最終日です。一番体には堪える(でも幸せな気分になれる)槇尾山を終えて、あとはもうそんなに大変じゃないよー

と思いきや、実は奈良の長谷寺の階段は、すごいんです。どこまで行って階段という感じ。

他にも壺阪寺、岡寺と、見どころのある札所を巡って来たのですが、やはり長谷寺は別格です。真言宗豊山派の総本山にして、御開山の得道上人は西国三十三所も開創した方。中興花山法皇も大切ですが、得道上人がそもそも開創してなければ今の世には西国三十三所はないわけで、やはり一番大切な方となります。

今回は隣寺の総代さんのご縁で、拝観案内もしてもらいました。お話を伺いながらの道中でしたので、長い階段もさほど苦にならず。いいものですね。

最後に得道上人をおまつりする法起院に参拝して、今回の予定を全て完了しました。帰り道も順調で、ちょっと眠ったらあっという間に湖西に帰って来たような感じです。実際は法起院を出てから4時間ほどはかかっているんですけれど。

これで全4回の行程のうち、半分を終えたことになります。後2回。なんだかちょっと、終わってしまうのが勿体無いような感覚も出始めました。今回の旅程の中で、百観音お参りしようという話も出て来ましたので、板東と秩父の観音霊場にも引き続きお参りしたいと、構想を練り始めました。あまり先の話をすると途中で何か起こりそうで怖いのでとりあえずは西国を回りきることに専念しますが、その後もあるとなると、楽しみが増して来ますね。