書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

正太寺日記

法事が二件。久しぶりに師匠と手分けです。寒の間は法事を避ける傾向は未だに強いのですが、百ヶ日と一周忌でしたので、あんまりずらしたくないということで。

正太寺としては、寒にやらない理由はないのでいつでも受けますよ。土の下に虫が眠っているから塔婆を立てると殺してしまうとか、そもそも雪に埋もれているから法事どころではないとか、多分まあそういう、ちょっと宗教ちっくだったり、現実に即した理由だったりがいくつも組み合わさって、寒のあいだは云々という事につながっているんだと思います。正太寺は幸い雪で埋もれないし、塔婆も土に刺さないから虫の邪魔しないし。

宗務庁からダメって言われていないから、規則の上では何の縛りもありません。

そんな話を宣伝したわけではないのですが、週末のたびに法事が入り続けています。お施主さんも修行ができて、私も修行ができて、大変素晴らしいことです。

久しぶりに後席にもおつきあいさせていただきました。若いお施主さんですが、親戚の皆さんへのご挨拶もしっかりされて、しかも話が面白い。正太寺のお檀家さんでも、この方だけです、こういう挨拶をされるのは。具体的な話はここでは控えますけれど。

そんなお施主さんと親戚の皆さんに囲まれて、楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

その後、コイン精米所へ。娘が学校で収穫したお米があるのですが、玄米の状態で購入しました。それをいよいよ精米をすることにしたのですが、実は私、初の精米です。コイン精米機の使い方もよく分かりませんが、ネットで下調べしたら余計に心配になりました。

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農協にあるコイン精米機は予想外に混雑していました。日曜の午後、使う人はいないと思っていたんですが、そんなことありませんでした。しばらく待って、ようやく私の番です。

次に誰もいなければ落ち着いて出来るんですが、一人お待ちの状態。緊張します。しかしここで慌ててはいけません。説明書きをよく読み、落ち着いて落ち着いて。

1分づきとか、7分づきとかよく分からないので、「標準」を選びました。そしてコイン投入と同時に精米機が唸りを上げます。

その音を聞きながら、機械に貼り付けてあるその他のものを読んでいたら、どうやらどれだけ削り落とすかを表現しているのだと分かりました。そして、栄養価は当然玄米に近い方が高い。どうせなら7分づきを試してみればよかったかなぁ。

でも娘が一年を通して成長を見守ったお米。一番美味しく食べたいという思いもあります。ここは栄養価よりも優先していい場面かな。そもそも普段はそういうお米なんですし。

今はネットで玄米を買うこともできますから、そのうちに7分づきから試してみようとも思います。食べにくくなければ、栄養が多い方がいいに決まってます。精米機も一度使って自信がつきましたしね。

娘のお米が食卓に登場するのは明後日ぐらいからかな。とても楽しみです。