書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所にいられない日記

早朝より訃報あり。電話のかかってくる時間帯で、内容まで想像がつきます。悲しい気持ちになるのを覚悟して受話器を取るのです。

宗務所の役員会を前にして、今日が最後の出勤日。まだ準備が終わっていませんが、参列しなくてはならない葬儀も正午からあり、何かと忙しい。当初の予定では、葬儀参列後、準備が完了するまで残業するつもりでした。

しかし、今朝の訃報を受けての打ち合わせで、今夜がお通夜となりました。朝のうちに葬儀の支度を完了させなくてはならず、宗務所への出勤も遅くなります。残業には時間制限がつきました。致し方のないことです。一応、これぐらいの事態も予測しながら仕事を進めているのですが、間に合うかどうか正直心配でした。

結果としては、すべてうまくいきました。準備もできた。葬儀も参列できた。お通夜もバッチリ勤められた。二重丸の1日でした。

お戒名がなかなか決まらずに数時間を要することもあるのですが、今回はスッと決まりました。たくさんおしゃべりをさせていただいた方でしたから、考えやすかったです。その分、悲しみも膨らんでしまいますけれど。

明日の葬儀もしっかりとお勤めして、送り出す側も安らげるよう、頑張ります。