書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

来週、宗務所主催で現職研修会が開かれます。これは曹洞宗僧侶の中で、曹洞宗教師としての資格を持つ者、かつ55歳未満の者は年に一度必ず受講しなくてはならない研修会です。

必ずというものの一応猶予はあって、三年間に一度も受講していないと、曹洞宗宗務庁から何かアクションが取られるかもよ、ということになっています。仏の顔も三度まで。いや、3度目でアウトだから三度はないのか。

そんなわけで、その準備が今日の主な仕事となります。

現職研修会についての庶務の仕事は、主にはお金のやりくりです。講師謝礼にどのくらい用意出来るかが一番の肝でしょうか。ぶっちゃけますと、謝礼単体で5万円出せれば良い方です。できれば交通費込みでこの程度に抑えたいところ。それなのに1時間半程度も受け持ってもらいますので、講師の負担は大きいです。

講師のうち、一人は宗務庁から派遣してもらいます。これは強制ではありませんが、派遣してもらえば費用は一切かかりません。今の台所事情ではここにすがらない選択肢はありません。

全体の予算は30万円。赤字予算ですから、予算通りに執行していては間に合いません。目標は25万円と、全体を担当する教化主事さんには伝えてあります。

参加者の食事代も、以前は1,000円のお弁当でしたが、今は390円ののり弁です。美味しいですよね。お茶も 1本50円未満のペットボトル茶を探し求めて書記さんに買ってきてもらいます。これを1日で1本支給。

資料配布用に使っていた名入れの角二封筒も、単価が30円ちょっと高額です。Amazonでクリアホルダーを買いました。これなら1枚10円未満。名入れも必要ないでしょう。昨年初めてクリアホルダーに切り替えましたが、司会の教化主事さんから、封筒よりも安いからという旨を説明してもらったのが効いているのか、今のところ批判は出ていません。安心して今年もクリアホルダーが使えます。

ほんとはホルダーもなくたって良いと思うのですが、集まるのは各宗教法人の代表役員ばかりと考えると、全員に配っても1,000円ぐらいで収まるのですから、ここは節約しなくてもバチは当たらないのではないかな、と。

あの手この手で節約をしております現職研修会。お金が潤沢ならばいろんな講師を候補に挙げられるのですが、それができないのは残念です。とはいえ、今年の講師陣もなかなかだと思いますので、参加される皆さんに喜んでもらえることを願っています。