書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

今日はまた違った訓練

連日消防団です。今日は午前中、わりと早い時間から。8時に詰所に集合し、8時半到着を目標に訓練会場へ向かいます。

今日の訓練は大規模です。県境で林野火災が発生し、湖西市の消防力だけでは対応しきれなくなった時に、隣県、隣市と共に消火活動を行うというシナリオに基づく訓練です。

つまり、豊橋市浜松市の消防署、消防団も参加するんです。人数は少ないですけれどね。

この訓練、毎年行っていますが、回り番で当番を務めます。今回は湖西市が当番ということで、湖西市が中心となっての訓練。そのため、市内の分団も多くが参加することになりました。

普段は第6分団だけが参加しているんです。ご苦労様です。

今回は消防車ではなく、可搬ポンプが中心となります。第7分団は、浜松市消防、豊橋市消防、第1分団、第9分団と共に中継をして、筒先を担当する第8分団に水を送るというポジション。

事前の指示では7名で参加ということでしたが、人数制限をするというわけではないので、出れる人員をとりあえず集めたら、可搬ポンプ班から13名が出てくれました。可搬ポンプ班は全18名ですから、かなりの出席率です。本当、第七分団の団員は、よく頑張ってくれます。

規模が大きくなればなるほど、待ち時間が増えてしまうのが難しいところなのですが、今回も待機位置についてから出動まで1時間以上の待ち時間がありました。担当位置に移動してから放水が終わるまでが30分ぐらいですから、団員からは不満の声も聞こえてきます。

運営側の苦労を思えばこれはもう仕方のない時間配分だと思うのです。縮められる余地はありますが、そこを縮めることによるリスクは、縮まった時間と比べて、あまりに大きいんだと思います。

そんなわけで、団員たちよ、これからもこういう場面が多々あると思うが、耐えてくれ。運営の担当者だって、重々承知しているのだよ。

さて、訓練の方はというと、第7分団は与えられた役割を大過なく果たすことができました。吸水圧メーターがおかしくなっていて捜査を担当する機関員は苦労していましたが(下流の可搬ポンプから送られてくる水の強さがメーターで読めないので、ホースの張り具合とか、ポンプの悲鳴とかで判断する必要がある)、それ以外は順調でした。新人団員たちも、苦労している機関員を見て、日頃の水出し訓練の大切さへの理解がさらに深まったのではないでしょうか。

入ってくる水の圧力が一定なら、それほど苦労しないんですけれどね。それにしても今回は激しく変動したなと感じました。ポンプ車を繋いだ時にはここまで変動なかったけれども。

片付けをして、お昼ちょっと前にはご飯を食べに出かけることができました。一度に入れるお店は無いので、ふた班に分かれて移動しましたが、どちらもすんなりと入店できたようです。肉体的な疲れはそれほど無いでしょうが、神経はみんな使ったんじゃないかな。そんな状態で長い時間待つのは辛いですからね。

会場となったのは湖西連峰の湖西市側からの入り口にあたる場所。そこそこ登りながらの放水訓練でした。体のなまっている私には、移動だけで辛かったのはここだけの話です。