書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

月に一度の勉強会

この話題を取り上げるのは数年ぶりかもしれません。

ここ、曹洞宗静岡県第四宗務所第三教区管内の若手僧侶で組織された、勉強会があります。年齢層は20代から60代までという若手っぷり。

講師は我が師匠。

だいたい月に一度、年平均するとふた月に一度くらいのペースに今はなってしまっているかもしれませんが、とにかく、主に法要についての勉強をしています。

湖西市をエリアとする第三教区は、寺院数が他教区と比べて少ないです。全国を見回せばもっと少ないところもたくさんありますが、この近隣は曹洞宗寺院が多い地域ということもあり、極端に少ないのです。

そのため、大きな法要を厳修する機会が非常に少なく、例えば晋山結制においては、前回が20年前、ということも現実にあったのです。

20年も前ですと、私のように他教区のお寺にお手伝いに行ける立場であればまだしも、兼職されているお寺さんの多い第三教区においては、やることがふんわりとしか分からないぐらいになってしまうんです。

私の師匠のような御老僧方はまだ分かっていますので、教えを請いながら準備を進めていくのですが、どうせなら定期的に勉強会を重ねて、いつでも法要をこなせるようにしようと、ということで始まったのです。

同じような考えのもと、昔も勉強会組織がありました。その時の会の名前をそのまま頂いて、今も「若三会」と名乗っています。ですので他教区にも通じがいいんです。

その若三会が本日開かれたのですが、先ほども書いたように兼職されているお寺さんが多いため、今日は実際に法要を行えるほどの人数が集まりませんでした。講師である師匠を入れても5人。一人何役もこなさなくてはなりません。いい練習にはなりますが。

もう一人来たら法要をやろうということで、待っている間に情報交換タイム。時々昔話タイム。これが結構楽しくてですね。

結局あと一人がやってこず、そのままタイムオーバーとなりました。正直、こういう時の方が知識としては学ぶことが多いです。ですから、とにかく開催すれば無駄のない会だと思ってます。

数年にわたって回数を重ねたので、大きな法要はだいたいこなせるようになってきました。最近の話題は、次にどんなことを学ぶべきか、です。とにかく法要に的を絞っていますから、学問には手を出しません。それは自己研鑽でいくらでもできます。若三会でやらなくても、いくらでも場があります。

次、がとても悩ましいです。