書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

操法大会の訓練が始まりました

湖西市消防団では11月6日に大型ポンプ車による操法大会を開催します。「操法」というルールに則って放水する大会です。一つ一つの動作に厳格な決まりがあり、どんどん減点されていく恐るべき大会です。ちなみに、全国大会優勝レベルはこういう感じ。

昨日は中方面隊が先陣を切って訓練を行いました。今夜は我々北方面隊。1隊5人編成。各方面隊2隊ずつ編成して、競います。本来は一つの分団で一つの隊が編成できれば一番いいのですが、昨今は夜勤のある団員が多く、定期的な訓練のさんかが難しい状況にあります。北方面隊は、各分団から2名ずつ選出しての混成部隊となりました。

最初は気をつけや休めといった基礎的な動作のおさらいからです。新入団員訓練の時に一通り行っていますが、なかなか身につかない動作でもあります。動きとしては行えるのですが、素早さや正確さ、全体での呼吸の合わせたか、そうしたものは再度訓練が必要です。

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もっとも、この訓練の一番の目的は、この先の訓練で指導する立場となる指導員の指示を、素直に受け入れやすくするための心の準備運動でしょうね。

19時半に訓練を開始し、10分の休憩を挟んで21時まで。あっという間でした。8月としては涼しい夜でしたが、隊の要員となった団員は、ヘルメットの下は汗でびっしょりでした。

これから平均週に一回、たまに週に二回の訓練を経て、11月の大会に臨みます。このまま同じメンバーで訓練を重ねていけばある程度の仕上がりが見込めるのですが、夜勤のあるメンバーも多いので、だいたい2週に一度の参加となります。欠席の時には補欠メンバーがそれぞれ入るので、結局先週分の訓練を一部やり直さなくてはならなかったりして、なかなか前へ進めないと思われます。

それでも、要員となった団員の技術レベルの向上のためにはまたとない機会です。ここで学んだことを、普段の水出し訓練で生かしてもらえれば、実災害の時にも役に立つこととなります。

操法というのは、実災害の現場状況は無視して、とにかく最短時間で放水するための手順です。それを体に叩き込めば、実災害の時には、どうしたら少しでも早く水が出せるか、最適解が見つけられるようになることでしょう。

分団長は本部で指示された内容を、現場を見て団員に具体的に指示します。しかし現場に出て実際にホースを伸ばし、水を出すのは団員です。最前線です。その場その場での判断がどうしても必要になってきます。その判断力の素養を高めることにつながると信じて、要員を応援していきます。

ちなみに、今日は私の誕生日。子どもたちから誕生日プレゼントをもらいました。手作りの癒し券。幸せです。

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