書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

8月1日。第1日目。

お盆のおときがスタートしました。世間一般では家施餓鬼とか内施餓鬼と言ったほうが通じが良いようですが、正太寺では「お盆のおとき」。

今日から13日までの間、7日を除く毎日お勤めします。

今日はまず新所地区と鷲津地区の一部を回りました。昨夏以来1年ぶりだったり、2年ぶりだったりというお檀家さんと少しだけ時間をとってお話しするのが楽しみです。

お経を読んでいる間は緊張感と、喉と膝への負担で苦しく思うことも多いのですが、お話ししている時間は本当に楽しいですね。ときには深い話になることもあり、教えていただくことも多いのです。

ありがたいことに、正太寺のお檀家さんには、「来なくていいよ」という方はいません。日程はお寺から提示をさせていただくのですが、都合が悪い場合はなんとかして予定のすり合わせをしてくださる方ばかりです。

いろんな批判対象になることも多い寺院において、正太寺の置かれたこの状況は大変恵まれたものと自覚しています。お檀家さんからの信頼があってこそのこの状況、それを裏切ることなく、さらに高められるよう、気が引き締まる思いです。