書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

正太寺の宣伝を考える

観光施設としては魅力に乏しいお寺なので、宣伝をしてもあまり意味がないような気もしますが、いろんな手を打たないとこの先ジリ貧であることは明らかなので、体力のあるうちに実行できることはやっておきたいと思うこの頃。

身体の体力はまだありますが、金銭的な体力はそろそろやばい段階に入ってしまっていますけれどね。

宣伝と言っても、テレビやラジオのコマーシャルではありません。広い意味では、この日記だって宣伝です。お金はかけないものの、なるべく実効性が上がるように。もしお金をかけるのであれば、ちゃんと成果が出るように。

年長の知人と話してして、城跡があるんだから景虎に便乗して宣伝しないと、という話になりました。確かに、宇津山城跡があります。石垣が大きく残っていますから、当時のロマンに浸るには十分な観光スポットです。

でも、景虎効果で観光客が増えたとして、それがお寺の発展にどう結びつくのか、どうにも想像ができません。思い当たらないんです、次の展開が。

でもそれは私の想像力が貧弱なだけかもしれません。知名度があったほうが、無いよりは有利なこともあるはずです。

で、景虎ですが。宇津山城は戦国時代後期には廃城になっていましたから、景虎の時代には見る影もなかったわけです。どうやって便乗しましょうかねぇ。

浜北の龍潭寺様が中心になって天竜浜名湖鉄道と組んで、天浜線の各駅に1ヶ寺ずつ御朱印スポットを設けて盛り上げようと頑張ってらっしゃいます。正太寺も足取りは重いものの協力をさせていただくことになっています。

景虎に便乗するというよりは、そちらの動きに乗っかって、地域振興に結びつけ、地域で守るべきお寺と認識してもらうようにすることが、後々の苦難を乗り切るためには大事な布石でしょうか。

すでに地域に守っていただいているという実感があるため、回ってきたお役は可能の限り勤めるつもりで、消防の分団長もそうした想いから引き受けました。今後も同様のお話があれば、積極的に関与していくつもりでいます。

お寺の宣伝、よくよく考えれば、そうしたことと同じベクトルにあると考えて取り組んでいくのが良さそうです。

ま、なんですか、城跡をドローンで上空から撮ってみたいなぁなんて、思うわけですが、撮影用途に使えるドローンは安くても20万円ぐらいと、まだまだ高価なのでお寺では手が出ません。

最寄駅からのルートを上空からの映像でご案内とか、面白そうなんですけどね。グーグルマップで事足りるというばそれまでですが、より便利にするためには、考えてもいいことだとは思います。

貯めに貯めた小遣いで買おうと思えば買えないこともないんですが、ここまでの金額になると、子どもたちのためにとっておくべきじゃないかとか、いろいろ考えてしまいます。せめてお給料が安心してもらえる環境があればなぁ。

最後は結局お金の問題になってしまうのでした。「事業」としてみれば経費として妥当な額だとは思いますが、それと払えるかどうかは別問題でして。

もっといろんな手を考えようと思います。