書き続ける!住職のぼけ日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

雨に降られながら、二日目

昨日はほぼ雨に降られませんでした。出発の時には降っていましたし、それこそ早朝はすごい雨だったのですが、一ヶ寺目の勝尾寺では雨が上がり、中山寺では青空のもとでの参拝ができました。

今朝の一ヶ寺目は法華山一乗寺。昨日から変わらず兵庫県内です。今日は三件とも兵庫県兵庫県内に結構まとまっているんです。

衛星写真で見る限り、それほど広い境内地ではありません。しかし、階段はなかなかです。162段。入り口からまっすぐに伸びる階段は、振り返ると落ちそうで怖いです。

こちらのお寺は山門が見当たりません。事前に調べたところ、西と東にそれぞれ500mほど離れたところに小さな門があるそうで、それが山門の役割を果たしているようです。境内があまり広すぎてそんなことになっているのでしょうか。500mって、かなりのありますよ。

山内の配置は分かりやすく、一番上まで登れば本堂。観音様がおまつりされています。正太寺の加盟する遠州三十三箇所観音霊場もそうですが、観音様が御本尊とは限らないのです。本堂とは別に観音堂があったり、本堂内でも室中といって、正面ではなく左右のどちらかの部屋におまつりされていたりということがよくあるのです。西国の札所に名をつらねるような古刹ですと、いったいどの建物に観音様がいらっしゃるかわからないぐらい建物が多い場合もありまして、一乗寺のように分かりやすい配置だと、大変助かります。

階段はたくさんありましたが、無事にお参りを済ませて、二ヶ寺目へ。

二ヶ寺目は清水寺。京都の清水寺西国三十三所に入ってますが、こちらは播州清水寺。京都の方が有名なせいなのか、京都の方が歴史が古いのか、播州清水寺とわざわざ呼ばれるようです。

一乗寺からお寺までの道中はそこそこの天気だったのですが、お寺に着いてバスを降りると、雨が降り出してしまいました。最初は小雨だったのですが、全員が降りまでのわずかな間に少し粒が大きくなり、慌てて傘を取りに戻るということに。

ビデオを撮りながら傘をさして歩くというのは、気を使います。雨はできれば遠慮したいです。

播州清水寺は、観音様は少し階段を上った根本中堂におまつりされていますが、秘仏となっています。そのためか札所は大講堂に設定されています。大講堂までは階段はなく、坂道で少し起伏がある程度。お参りに優しい伽藍配置です。

お参りの後、私と無量寺さんで根本中堂まで行ってきました。階段がたくさんあるように見えて、昨日は162段登っていますから、さほど辛く感じません。息が上がるくらい。しっかりビデオに収めて、さらに登ったところの多宝塔の跡も拝見して、駐車場へと戻りました。

帰り道、売店でいただいたしいたけ茶が大変美味しかったです。一箱買って帰りました。

播州清水寺からそれほど離れないところに、東条湖という人造湖があります。そこのほとりで昼食となりました。この時、かなり雨が降ってきました。湖を眺めながらの昼食は優雅なものでしたが、この雨の中これから外に出ると思うと少し憂鬱な気分にもなりました。

三ヶ寺目は番外、花山院菩提寺です。西国の霊場を再興した花山法皇を弔うお寺です。到着した時には雨がさらに強くなっていましたが、全員、迷うことなく出陣。お参りが目的で来ているので、雨が強かろうがなんだろうが躊躇しません。二日目にしてすでに、お参りに向ける気持ちが強く強く高められているように感じました。

中型バスまでしか登れない道を登り、山門のすぐ下の駐車場でバスを降り、十数段の階段を上るとすぐ本堂です。観音様にご挨拶をし、本日最後のお勤めをいたしました。

境内はコンパクトにまとまっていて、本堂を出て正面には花山法皇のお墓(御廟所)がありました。しかし、足元が悪く、近づくのは断念。晴れていればねぇ。

他の皆さんはすぐに階段を降りたのですが、やはり私と無量寺さんは、十数メートル離れた納経所へ行きました。そこには有馬富士を眺めることのできる展望所があったのですが、今日は真っ白。仕方ありません。

納経帳の仕上がりを待っているうちに雨は徐々におさまってきました。この時点で予定よりも1時間ほど早いペースで行程を進めていたのですが、予定通りの時間に来れば、もしかしたら雨に降られなかったかも、というぐらいでした。もっとも、そうすると播州清水寺で雨だったかもしれませんけれど。

仮定の話をいくらしても何にもなりませんしね。

ちなみに、菩提寺へ向かう道路はかなりの急勾配。乗っていて不安を感じるほどの急勾配。ドライバーさんにとっては今回の旅一番の難所となるのではないでしょうか。

何らかのアクシデントに見舞われて一旦アクセルを戻してしまえば、もう上に向けての再発進はできない、残りは強い雨の中、徒歩で進むしかない、それが確信できるほどの坂道であったのに、安全に目的地へと運んでくれたドライバーさんに感謝です。

今日のお宿は2時間ほど移動して、天橋立を臨む天橋立ホテルです。昨日の日記にも書きましたが、こちらも前回の旅で利用したホテルです。そしてなんと、見事にリノベーションが果たされていて、古さを感じさせない、むしろ新しいホテルなのかと思うようなエントランスとロビー、そして部屋の入り口でした。

そして部屋の中は多分あんまり変わっていないんじゃないかな。それともロビーなどに先立ってリノベーションをしたために、すでにちょっと新しさが引っ込み始めているのかも。

温泉も気持ちよく、眺めもよく、いいお宿です。食事もおいしい。

夜は宴会でした。明日まだ1日残していますが、宴会は避けて通れません。ただ、人数も少なめですし、カラオケも次から次へという感じにはなりません。もっとも、私が再三無理強いはしませんとマイクで喋っていたせいもあるでしょう。宴会はともかく、歌うのが苦手という方も確実にいます。カラオケがあるから次回は参加しない、というようなことになると困ります。ここはバランスが大切です。

100人もいれば、好きな人が歌っているだけで、心配の必要もなく途切れずに続くんですけどね。

こちらのホテル、壺湯に源泉掛け流しのお湯が用意されています。他のお風呂は加温されていますが、壺湯だけはあえてそれをせず、源泉からくみ上げたそのままのお湯を楽しめるようになっているのですが、雨のせいか湯温が22度しかありませんでした。通常なら30度前後あるそうなんですが。

私は入るのを断念しました。さすがに風邪引いちゃいます。もし次回ご縁があって、暖かかったら挑戦しようと思います。

この夜は、宴会の後が長かったです。女性陣の部屋の様子はわかりませんが、男性陣の部屋、ふた部屋に分かれていましたが、どちらも長い長い夜となりました。いろんな話ができて楽しい時間でした。

今回は正太寺の総代さんはいろんな事情で皆さん参加が叶わなかったのですが、こういう時間を共に過ごすことで、正太寺の運営への関わり方もさらに良いものとなるはずだと確信が持てました。次回は何とかご一緒できるようにと願ってやみません。