書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

久しぶりにドローン起動

何年か前の誕生日に買ってもらったAR.Drone2.0。ドローンが走りの頃に、一番お手頃で性能がそこそこだった製品です。

スマホをコントローラーとして使い、ドローンとはWiFiで通信しますので、近距離でしか使えません。製品のイメージビデオだとかなり遠くまで飛ばしているような映像になっているのですが、そんなこととてもじゃないけど出来ません。

風にも非常に弱いですしね。

そんなドローンを久しぶりに起動しました。操作は簡単なんです。スマホゲームを遊ぶ感覚です。風のない環境なら気持ちよく飛ばすことができます。

出来れば墓地の上空を飛ばして真下の映像を撮り、墓地の図面を起こしたいんですけどね。大雑把でいいんです。どの墓石がどこのお宅のものかをメモ出来ればいいんです。どこにもないんですよ、今は。

そんな野望もあるのですが、あまり使わずにいました。なかなかドローンを飛ばすところまで手が回らなくて、そうこうしているうちにバッテリーの持ちが非常に悪くなってしまったのです。

そもそも10分ぐらいしか持たないのが、今では5分持つかどうかになってます。全然楽しめません。撮影どころじゃありません。

ま、でも、使わないと腕も鈍るし、飛ばしてみました。そしてすぐに操作に慣れました。我ながら素晴らしい。

最近はドローンを飛ばしていること自体がなんだか悪いことに捉えられかねない世相になってしまいましたが、住職が境内で飛ばしている分には責められる要素はないですよね。参拝の方がいる時は避けますし。やっぱやかましいですからね、ドローンの羽音は。

子どもの頃、ラジコンヘリが欲しかったんです。でも、練習しないとまともに飛ばない、羽が一本数千円、ガソリンエンジンである、そんな話を聞くうちに、とてもじゃないけど自分の手に負えるものではないと、諦めへと向かってしまいました。

それがですよ。確か3万円前後の値段だったと思いますよ、これ。簡単に飛ばせて、映像まで撮れる。大変幸せです。出来ればもっと遠くまで飛ばしたいですけれど。なんといっても目の前浜名湖ですから、湖上に向けて飛ばしてみたい思いはあります。でもWiFi電波の届く範囲という制約がありますから、屋外とはいえ、たいした距離は期待できません。やってみなきゃ分からない部分はありますけど、湖上で通信を失ったら、さようならですからねぇ。怖いですよ。

ドローンに関しては昨年いろいろな事件が起きました。そのためにきつい制約がどんどん出来てきたわけですが、そんな中でも自由に飛ばせるエリアを公に設定してもらって、健全にドローンが楽しめる環境が整うといいなと思います。

まあなんだ、普通に考えて首相官邸に飛ばしちゃまずいわけですよ。当たり前に逮捕事案ですよ。それをきっかけに規制の話が出てくることがなんとなく見知らぬ物への恐怖感が先に立っているような気がして、あの頃の展開は見ていて残念でした。今更だから言えるんですけどね。

首相官邸じゃなくても、民家の中だってダメなんですよ。100mも上空なら侵入されたという感覚は薄れるでしょうけれど、そのあたりの感覚を、身につけるように促すのが先だったように思います。

とはいえ、飛ばしちゃいけないのは人口集中地区や、祭り・イベントなど、人が多く集まるところなど。あと、夜間もダメですね。

つまり、日中であれば湖西市内の平時は、飛ばしちゃいけない場所は無いように思えます。良識の範囲内なら大丈夫。

高度も150m以内となっているようですね。あまり高いとそれはそれで問題がありますが、150mというのも中途半端なような。まあ、業務用とで必要があれば申請して許可を取ればいいので、さほど問題は無いのかな。

一番心配されているのは、落ちた時のダメージです。150m上空から真っ逆さまに落ちてきたら、そしてもし人に当たったら、深刻なダメージを与えてしまいかねないことは容易に想像できます。そういう想像力が働かない人は使っちゃダメですよ、ということだと思います。

ドローンの技術は、まだまだ応用範囲が広がっていく技術だと思います。安全面に配慮しながら、おもしろ展開を見せてくれることを期待しながら、手元のドローンを楽しんだ1日でした。

バッリテーの都合で合計10分ぐらいですけど。