正太寺にはPX–7500Nと言うプリンターがあります。A1サイズのロール紙に対応したプリンターで、何に使うのか私としてはさっぱり不明でしたが、当時住職であった師匠が判断して購入したのですから文句はありません。
正太寺では行事を宣伝するポスターを印刷するなどして使っていました。霊場参りのポスターも師匠が印刷して本堂に掲示してありますよ!
こういう機械があることが他のお寺さんに知れると、頼まれごとも舞い込んできます。そんな流れで私も一つ頼まれました。
晋山結制の際に本堂に掲示する、配役の一覧表。記念として貼りっぱなしにするので、正太寺の本堂には今も昭和62年に修行した師匠の晋山結制の配役が張り出されたままとなっています。
普通は手書きで墨書するわけですが、長尺紙を使って一気に印刷してしまえないかと相談を受けたのです。
理論的には可能です。横断幕と一緒ですから、PX–7500Nの本領が発揮できます。もちろん安請け合いしました。
それから二ヶ月ほど経つでしょうか。いよいよ日が迫ってきたので、ようやく重い腰を上げて印刷に取り掛かりました。原稿はすでに作ってありましたので、あとは印刷するだけなのです。
愛用の一太郎を使いまして、原稿を作りました。一太郎も、Wordもそうですが、ある程度以上の大きさになると、普通には文書を作成できません。一太郎の場合は、用紙サイズの大きな文書をA4用紙に分割して印刷する機能があります。Wordもあるのかな?
用途としては分割して印刷するのが本来の目的なのですが、長尺紙に対応したプリンター用に、分割せずに印刷する機能も備わっています。今回はそちらの機能を使うわけです。機能と言っても、印刷する時に設定をちょちょちょいっといじるだけ。
のハズでした。
でも、全然うまくいきません。いくらやっても失敗続き。1時間ほど試行錯誤してもどうにもならないので、ソフトを変えることにしました。
Photoshop Elementsですよ。2600mmほどまでの長さなら大丈夫でした。今回は今の所その程度の長さで収まってますので、行けそうです。ダメなら2ページに分割かな。1ページに収まっている必要はありませんし。
長さ2600mmもあるものを、ページという単位で数えていいものかを悩みますが。
原稿をちゃんとした大きさで作れますから、変な小細工せずに済みます。何も考える必要はありません。プリンター側でも同じ用紙サイズを指定するだけです。
バッチリ希望通りの結果を得ることができ、、、
そうな気配です。とりあえず今日はお試しで、まだ原稿に一部検討したい箇所もあるので、全部印刷はしません。紙もインクも勿体無いです。最初の10cmぐらいがちゃんと印刷できることが確認できれば、もう安心ですから。
一昔前だと、印刷が終わるまで安心できませんでしたけれどね。途中までいいのに、急に改ページされるとかよくありましたから。
もう少しいじっていたかったのですが、ここで消防の訓練の時間となりました。今夜も新入団員の訓練です。先週よりもちょっと寒そうですね。