友人家族と家族ぐるみでバーベキューというのは何度かあるのですが、家族だけでバーベキューというのは結婚以来初となります。
おととい急に思い立って、今日やることにしたので準備という準備は何もしてありません。そもそも昨日は月例訓練のことで頭がいっぱいでした。
兄たちが使ったコンロなどがあるのでそれで大丈夫だと思っていたら、きれいめなコンロは部品が足らず、古めのコンロは本当に古い感じで、素人には何か部品が欠落していても気付けないので、新しいものを買おうと決めました。
一番安いものなら千円台で買えることを知っていましたから、決断は早いです。
食材の買い出しもしなくてはなりません。なぜか私が一人で行うことになっていたので、子どもたちから食べたいものを聞き取り調査し、あとは一般的にバーベキューと言えば、というものを買い込むことにして、とりあえずホームセンターへ出かけました。
そこでいいコンロを見つけてしまい、予算オーバーでしたが即決購入。
これです、これ。
コンロの炭を入れる部分がアルミ箔?で出来ているのかな?使い終わったらちっちゃく丸めて捨ててしまいます。洗わなくていいんです。洗うのは、網と鉄板、それに炭を乗せる台の部分。
今日使ったところ、使い捨てにするアルミ箔?の部分はまだ使えそうでした。捨てずにそのままとってあります。
炭も兄たちの遺産で足りそうでしたが、心配なので3kg追加購入。これは見事に使わずじまい。遺産の3kgも半分ぐらいしか使っていません。2時間ぐらいで食べ終わりましたので、時間も短かったんだと思います。大人のバーベキューって、4時間とか、6時間とか、長いですよね。
コンロに網もセットで付いているのですが、鉄板も同時に使いたかったので、それぞれ小さなサイズのものを購入。これは買って正解。コンロ自体は小さいのですが、それでもやはりこれらは同時に使えると便利です。
食材も、ちょうど良い分量で買うことができました。お昼ご飯をバーベキューにしたので、余ったら晩御飯に使うということに決まっていたのでちょっと多めに買ったのですが、その多めの部分が残ったという具合です。なかなかやるじゃないですか、私。
さて、バーベキューで一番の難関は、火起こしです。これ、着火剤があってもうまくいかない時はうまくいかないんですよね。今回は確実な火起こしを求めたので、ガスコンロで火起こし器を使いました。手鍋の底に穴が空いてる、そんな品です。写真で見るのがわかりやすいですね。
これに炭をざっくり入れて、5分ほどガス火にかけ、いい感じに火の起こった炭をバーベキューコンロに移し、さらに炭を追加するだけでOK。
一発で火起こし完了でした。家のすぐ近くでやってるからできる芸当です。
あとは心ゆくまで楽しむだけです。子どもたちのリクエスト品、フランクフルトにウィンナー、しいたけ、エリンギをまず焼いていきました。
結局、お肉の類はほぼこれで完了。ヘルシーなバーベキューですよ。子どもたちが自転車乗ったりして遊び回る中、2時間ほど楽しみました。
いや、準備から片付けまで含めて2時間ほどだったと思うので、焼いてる時間は1時間半弱ぐらいだったかも。短いですね。
今回は、テーブルやコンロの組み立てを子どもたちに手伝ってもらいました。一番上のお姉ちゃんは野菜のカット担当。片付けも同じような感じで。
私もこれで少し慣れたので、次回はもう少しお手伝いしてもらう範囲を増やそうと思います。みんなでやったほうが楽しいですし、子どもたちが将来、仲間とバーベキューに行った際に、少しは活躍できて欲しいですし。
と、ここまで書いて、皆さんがなんとなく抱いている疑問に触れましょうか。
お坊さんって、バーベキューしてもいいの?
分かりますよ、その疑問。現代の日本のお坊さんは、社会の変遷に合わせて、今では父親の役割もしっかりと果たさなくてはならなくなりました。お寺を次代に引き継ぐには、必須と言えるほどの重要度です。弟子をとって教育して、とやれる時代じゃなくなってしまいました。
そんなわけで、家族を持ち、父親となる以上、子どもたちのために果たすべき役割として、バーベキューも大事だと思われます。
息子が将来、僧侶の道を選んでくれたとして、私と同じように僧侶と父親という、決定的に相反する立場の両立を迫られると思うと辛い気持ちにもなりますが、今はただ、自分の役割として果たすべきものを果たそうと決めています。
そんなわけで、野菜類と頂き物のお肉で行うバーベキューは、戒律上はOK。調理の範囲内。お肉を自分で買ってきちゃったらグレーゾーン、という認識です。今日は私が買い出し当番だったので、グレーゾーン。
以上、私の見解でした。常に悩んでいる部分です。悩まなくていいようにお釈迦様が答えを出してくれているんですけどね。